GitHubが公開しているDMCA通知によると、Nintendoの権利者代理人が2026年8月17日、Nintendo Switchエミュレーターに関連する複数のリポジトリについて、DMCAに基づく削除を申し立てていたことがわかりました。
同日付で公開されている通知は合計7件。TorrentFreakの集計によると、対象となったリポジトリはフォークなどを含めて400件を超えています。今回もっとも規模が大きかったのが、Nintendo Switchエミュレーター『suyu』に関連するリポジトリです。
GitHubのDMCA通知には、対象となった親リポジトリのネットワークが100件を超えていたため、親リポジトリを含む311件のネットワーク全体を処理したことが記載されています。このほかにも、『Skyline』では親リポジトリを含む29件、Yuzuのフォークでは14件、Android向けYuzu関連では8件のネットワークが対象になっています。
さらに、YuzuのEarly Access Build 4176を保存していたリポジトリや、『MonoNX』、別のYuzu派生リポジトリなどについても、それぞれ別のDMCA通知が提出されています。
そのため「400超のSwitchエミュレーターが削除された」という意味ではありません。対象の多くは、すでに存在していたエミュレーターのフォークやミラー、バックアップなどです。とくにsuyu関連だけで311件を占めており、今回の数字を大きく押し上げています。
Nintendo側は今回の通知で、Nintendo Switchのゲームが独自の暗号鍵などによって保護されていることを挙げています。そのうえで、対象となるエミュレーターがゲームを実行する際に暗号化を回避する仕組みを利用することが、米国のDMCAにおける技術的保護手段の回避に当たると主張しています。
これは、2024年にNintendo Switchエミュレーター『Yuzu』を開発していたTropic Hazeと任天堂の間で成立した和解以降、Nintendo側が繰り返し示している主張と同様のものです。今回対象になった中には、Yuzu終了後に登場したsuyuだけではなく、すでに開発が終了している『Skyline』のコードを保存したリポジトリも含まれています。
TorrentFreakによると、対象となったリポジトリの多くは記事公開時点ですでに利用できなくなっており、DMCA通知へのリンクが表示されるものや404エラーになっているものもあるとのこと。
一方で、今回削除対象となった400超のリポジトリは、そのほとんどが完全に別々のエミュレータープロジェクトというわけではありません。
今回の動きで注目すべきなのは、任天堂がひとつの現役エミュレーターだけを狙ったのではなく、過去に公開されたソースコードから作られたフォークやミラーを含め、GitHub上に残っていたNintendo Switchエミュレーター関連のコードを広い範囲で削除対象にしている点といえそうです。
via.Reddit、TorrentFreak















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