MiSTer FPGA向けに数多くのアーケードコアを開発しているJotego氏は2026年8月21日、開発中の「JTCPS3」コアを更新し、『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』に対応したベータ版を公開しました。
●JOTEGO Patreon「Third Strike」
https://www.patreon.com/jotego/posts/third-strike-167297894
Jotego氏は今回の更新について、「JTCPS3コアにおける最後のゲーム更新」と説明しています。Patreonの投稿にはMiSTer向けの「jtfriday_260821_mister.zip」に加えて、Analogue Pocket向けなどのファイルも添付されています。
JTCPS3は、カプコンのアーケード基板「CPS-3」をFPGA上に再現することを目的に開発されているコアです。コア自体は2026年6月12日の時点ですでにベータ版が公開されており、その後6月21日に『JoJo’s Venture』、6月28日に『ストリートファイターIII 2nd Impact』と対応タイトルが追加されてきました。
そのため、今回がJTCPS3コアそのものの初公開というわけではありません。開発が進められてきたCPS-3対応の中で、ついに『ストリートファイターIII 3rd STRIKE』が加わったというのが今回の大きなポイントです。
JTコアとしては最大規模に
Jotego氏によると、『3rd STRIKE』はこれまでJTコアが対応してきたゲームの中でも最大規模で、SDカードからFPGAへストリームされるファイルサイズは82,432KiB。これまで最大だった『ヴァンパイア セイヴァー』の45,320KiBと比較しても、ほぼ倍近いサイズになっています。
また、大容量のROMを活用することで、デジタル音源を使用した楽曲や滑らかなアニメーションなど、『3rd STRIKE』を特徴付ける表現が実現されていると説明しています。
ただし、現時点で提供されているのはあくまでもベータ版です。
Jotego氏のベータコアはPatreonのBeta Team向けに提供されており、JTCPS3も一般向けの正式公開版ではありません。Jotego氏のGitHubでは、ベータコアを利用する場合は「jtbeta.zip」をSDカードに配置する仕組みや、MiSTerのUpdate Allからプレミアムベータを取得する方法が案内されています。一般公開版の提供時期については、今回の発表では明らかにされていません。
なお、同じPatreon投稿の内容を掲載したRedditの別スレッドでは、現在のJTCPS3がCPS-3本来の映像タイミングではなくCPS1/CPS2側のタイミングを使用しているため、59.64Hzで本来よりわずかに速く動作するという注意点も紹介されています。今後、オリジナルの速度を維持しながら古いCRTテレビとの互換性も確保できる方法を検討していくとのことです。
『3rd STRIKE』への対応で、JTCPS3のゲーム追加にもひと区切りが付いた形です。今後はベータ版としての完成度向上や、一般公開に向けたアップデートにも期待したいところです。
via.Reddit















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