レトロゲーム用ディスプレイ製品を手掛けるBitLoungerが、ゲームカートリッジ専用のモジュール式収納システム『Retro Drawers』を発表。2026年8月14日よりKickstarterキャンペーンを開始しました。
●Retro Drawers Kickstarter
https://www.kickstarter.com/projects/retrodrawers/retro-drawers-modular-retro-game-storage/description
●Kickstarter公式FAQ
https://www.kickstarter.com/projects/retrodrawers/retro-drawers-modular-retro-game-storage/faqs
●BitLounger公式紹介ページ
https://bitlounger.com/pages/drop-1
透明なアクリル製の引き出しに、機種ごとのカートリッジに合わせたインサートを組み合わせる製品です。複数の引き出しを積み重ねることで、ゲームコレクションの増加に合わせて収納スペースを拡張できます。
カートリッジを見せながら収納
『Retro Drawers』は、レトロゲームのカートリッジを整理、保護、展示することを目的に開発された収納システムです。一般的な収納ボックスではカートリッジをまとめて入れることが多く、目的のゲームを取り出すには箱を開けたり、積み重ねたケースを移動したりする必要があります。
『Retro Drawers』では、透明なアクリル製のケースへ引き出しを組み込み、前面から直接カートリッジを取り出せるようになっています。複数の引き出しを縦方向へ積み重ねた状態でも、それぞれの引き出しを個別に開けることが可能です。積み重ねたケースをいったん下ろすことなく、目的のゲームへアクセスできます。

本体の上部と底面には、引き出し同士を固定するための構造が用意されています。コレクションが増えたときは同じサイズの引き出しを追加したり、異なる機種用の引き出しを組み合わせたりすることができます。
ゲームを機種別に並べるほか、シリーズ、メーカー、ジャンル、アルファベット順など、所有者の好みに合わせて収納できるのも特徴です。
カートリッジに合わせた専用インサートを採用
引き出しの内部には、ゲームカートリッジを固定するための専用インサートが配置されています。
カートリッジを単純に重ねて収納するのではなく、1本ずつ決められた位置に立てて並べられる設計です。引き出しを開閉したときにカートリッジ同士がぶつかったり、ケース内で倒れたりするのを防ぎます。
BitLoungerによると、インサートにはカートリッジの傷やラベルの摩耗を防ぐ役割もあるとのことです。収納しているゲームを外側から確認できるため、カートリッジを保護しながら、コレクションそのものをディスプレイとして見せることができます。

UV耐性を持つ厚手のアクリルを使用
ケースには、厚さ0.20インチ以上の透明なアクリルパネルが使用されています。0.20インチは約5.1mmで、一般的な小物用アクリルケースと比べても厚手の素材です。また、アクリルには紫外線耐性があり、メーカーによると紫外線を90パーセント以上遮断できるとのことです。
レトロゲームのカートリッジを日当たりのよい場所に長期間置いていると、ラベルの色あせや変色が発生する場合があります。紫外線を完全に防げるわけではありませんが、通常の棚へそのまま並べるよりも、日光によるダメージを抑える効果が期待できます。
透明度の高いアクリルを使用することで、コレクションを外から見せながら保護できる点も『Retro Drawers』の特徴です。なお、アクリルは傷が付きやすい素材でもあります。メーカーは、柔らかいマイクロファイバークロスとアクリル対応クリーナーを使用して手入れするよう案内しています。

ゲームボーイからNintendo Switch 2まで対応
Kickstarter開始時点では、以下のゲームカートリッジに対応した『Retro Drawers』が案内されています。
- ゲームボーイ
- ゲームボーイカラー
- ゲームボーイアドバンス
- NES
- 北米版SNES
- NINTENDO 64
- Nintendo Switch
- Nintendo Switch 2
ゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスはカートリッジの大きさが異なりますが、それぞれに合わせたインサートが用意されます。
SNESについては、現時点で北米版カートリッジへの対応が明記されています。形状が異なる日本のスーパーファミコン用カートリッジやPAL版SNESカートリッジについては、対応状況を確認した方がよさそうです。
また、Nintendo SwitchとNintendo Switch 2のような小型カートリッジにも対応します。今後は、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、ゲームキューブ用の追加モデルも予定されています。ただし、これらはKickstarter開始時点で提供される製品ではなく、発売後数カ月以内の対応予定とされています。
BitLoungerは、今後もコレクションの種類に合わせて対応システムを追加していく方針です。

サイズと価格が異なる複数モデルを用意
『Retro Drawers』には、収納量が異なる複数のサイズが用意されています。Kickstarterの早期支援者向け価格は28ドルからで、最も大きいXLサイズは108ドルとなっています。選択する引き出しの大きさやインサートの種類によって、価格と収納できるカートリッジ数が変わります。送料や税金についても、支援金額とは別に発生する可能性があります。
KickstarterのFAQでは、米国外への発送にも対応すると説明されています。ただし、送料は国ごとに異なり、発送先の国が選択肢にない場合は、プロジェクト作成者へ追加を依頼する必要があります。
日本から支援する場合は、実際に日本が発送先として選択できるか、送料がいくらになるかを支援前に確認した方がよいでしょう。プロジェクトが予定どおり進んだ場合、支援者への発送は2026年11月に開始される予定です。
BitLounger設立10周年の記念企画
『Retro Drawers』を開発したBitLoungerは、ゲームコレクター向けのディスプレイや収納製品を約10年間手掛けてきたメーカーです。これまでにも、カートリッジを個別に展示するCartStandやCartFrame、ケース型のCartVault、携帯ゲーム機向けのディスプレイ製品などを販売しています。
今回の『Retro Drawers』は、BitLoungerの設立10周年を記念した製品展開の第1弾として発表されました。単体のゲームを飾る従来製品とは異なり、大量のカートリッジを収納しながら、コレクション全体を見せることを重視しています。
クラウドファンディング製品である点に注意
『Retro Drawers』は一般販売が開始された完成品ではなく、Kickstarterで資金を集めているクラウドファンディング製品です。
Kickstarterの支援は、通常のオンラインショップにおける商品の予約購入とは異なります。目標金額を達成してプロジェクトが成立した場合でも、製造上の問題や物流の遅れによって、仕様や発送時期が変更される可能性があります。
また、引き出しを複数購入すると、本体価格に加えて国際送料も大きくなる可能性があります。日本から支援する場合は、対応カートリッジの形状、選択したサイズの収納数、送料、発送予定などを確認したうえで判断する必要があります。
とはいえ、ゲームカートリッジを箱へしまい込むのではなく、遊びやすい状態で見せながら保管できるのは魅力的です。
ゲームボーイやNINTENDO 64など、複数機種のカートリッジを同じデザインの引き出しで統一できる『Retro Drawers』。増え続けるレトロゲームコレクションの収納に悩んでいる人にとって、気になる選択肢となりそうです。








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