ModRetroは2026年8月21日、NINTENDO64互換機『M64』向けの最新ファームウェア「1.24.4」の配信を開始しました。
●ModRetro Updater
https://tools.modretro.com/updater/
●M64 Console Downloads
https://tools.modretro.com/downloads/m64-console/
今回のアップデートで中心となっているのは、一部のテレビやモニター、キャプチャーボードとの組み合わせで発生していた音声関連の不具合修正です。
M64では直前のファームウェアでも48kHz音声出力の互換性改善が行われていましたが、v1.24.3の時点でも一部の環境では音が出ないなどの問題が残っていました。今回ModRetroが詳しく調査した結果、ふたつの原因が特定されています。

原因のひとつはHDMIのハンドシェイク
ひとつ目は、M64と一部のテレビやモニターとの間で行われる「HDMIハンドシェイク」に関する問題です。
HDMIでは機器を接続した際に、対応している解像度やリフレッシュレート、音声フォーマットなどの情報を機器同士でやり取りします。M64側のこの処理が一部のディスプレイとの組み合わせでうまく機能しておらず、音声が正常に出力されないケースが発生していました。
ファームウェア1.24.4では、この処理をより柔軟に行えるよう修正。ModRetroによると、これによって該当するディスプレイで音声が正常に送信されるようになり、これまで表示されなかった一部の解像度やリフレッシュレートについても利用できるようになるとしています。
一部キャプチャーボードで音声を録れない問題も修正
もうひとつ修正されたのが、HDMI音声パケットのエンコードに関する問題です。
この不具合では、M64の映像自体は取り込めても、一部の外部キャプチャーデバイスで音声を正常に録音できないケースが発生していました。
今回のアップデートではHDMI音声パケットの処理が修正され、ModRetroは該当するキャプチャーデバイスでも正常に音声を収録できるようになったと説明しています。
ModRetroは、これらふたつの修正によって「現在把握している音声問題についてはすべて対処できた」としています。ただし、テレビやモニター、HDMI機器には非常に多くの組み合わせがあるため、すべての環境での動作を保証するという意味ではありません。問題が発生した場合は、引き続きサポートフォームから報告してほしいとのことです。
4K/60Hz利用時にはRGB対応を確認
今回の発表では、4K/60Hz表示についての注意点も明らかにされています。一部のディスプレイは4K/60Hz対応をうたっていても、利用できるカラーフォーマットが限定されている場合があります。M64で4K/60Hzを利用する場合は、接続するディスプレイがRGBカラーフォーマットで4K/60Hzに対応しているか確認する必要があります。
ModRetroでは、この点を分かりやすくするため、今後のアップデートで明示的な警告表示を追加する予定です。M64のファームウェア1.24.4は、Wi-Fiを利用したOTAアップデートのほか、公式WebアップデーターやSDカードを利用して導入できます。
8月13日のアップデートでも音声互換性の改善は行われていましたが、今回はそこで取り切れなかった問題の原因まで特定して修正した形です。特にキャプチャーボードとの音声問題で困っていたユーザーは、最新版にアップデートして改めて動作を確認してみるとよさそうです。
via.Reddit














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