1440p/HDR10対応で230ドル! レトロゲーム向けアップスケーラー『RetroTINK-6X CE』販売開始。『6X Pro』も予告

1440p/HDR10対応で230ドル! レトロゲーム向けアップスケーラー『RetroTINK-6X CE』販売開始。『6X Pro』も予告

RetroTINKは2026年8月22日(日本時間8月23日)、レトロゲーム向けの新型アップスケーラー『RetroTINK-6X CE(RT6XCE)』を発表し、販売を開始しました。価格は米国向けで230ドル(送料別)。予約販売ではなく在庫が用意されており、発送処理は8月24日の週より開始される予定です。

●RetroTINK-6X CE 商品ページ
https://www.retrotink.com/shop/retrotink-6x-ce

『RetroTINK-6X CE』は、同社の『RetroTINK-4K CE』と同じ高度な映像処理プラットフォームをベースにしながら、最大出力を4Kではなく2560×1440p60に絞ることで価格を抑えたモデルです。

とはいえ単純に機能を削っただけの廉価モデルというわけではなく、『RetroTINK-4K』シリーズで採用されている12bitのリニアライト処理パイプラインを継承。True HDR10やCRTシミュレーション、Energy Conservation Scanlines、CRTマスク、Variable MPRT Black Frame Insertion(BFI)などにも対応しています。

出力はネイティブの2560×1440p60に加えて、1920×1080p120にも対応。さらに対応するテレビでは、CRTのアパーチャーグリル風マスク表現などを目的とした3840×1080p60の「quasi-4K」モードも利用できます。最大ピクセルクロックは300MHzで、『RetroTINK-4K CE』の600MHzから半分になっていますが、1440pについてはオーバークロックやピクセルダブリングなどを利用したものではなく、ネイティブでの出力となっています。

SCARTやVGA、コンポーネントなど豊富なアナログ入力に対応

入力端子はアナログ映像に特化しており、背面のVGA(HD15)端子ではRGBHV、RGBS、RGsB、YPbPr、S-Video、コンポジットに対応。側面にはSCART、背面にはYPbPrなどに利用できるRCA端子を搭載し、前面にもS-Videoとコンポジット端子が用意されています。

アナログ入力については『RetroTINK-4K』シリーズと同じ範囲の解像度と映像規格をサポートしており、PCのVGA入力では最大1920×1080p60まで対応します。また、ステレオアナログ音声に加えて、TOSLINKによる光デジタル音声入力も利用できます。

一方で、本機にはHDMI入力が搭載されていません。HDMI出力されたゲーム機やHDMI化したレトロゲーム機を入力したい場合は注意が必要です。

このほか、4K出力には非対応で、120Hz出力時はメモリー帯域の関係から入力ソースが最大720pに制限される場合があります。1080iではWeave、Bob、Blendのデインターレースに限定され、Inverse 3:2/2:2 TelecineやUSBシリアルポートも省かれています。

『RetroTINK-4K』用プロファイルも利用可能

『RetroTINK-6X CE』には、Wobbling Pixels氏らが各ゲーム機向けに調整した1080p/1440p用プロファイルが収録されたSDカードが付属します。

さらに『RetroTINK-4K』シリーズとプロファイル形式を共有しており、既存の4K用プロファイルを『6X CE』側にインポートすることも可能。逆に『6X CE』で作成したプロファイルを『RetroTINK-4K』シリーズで読み込むこともできます。

4K用プロファイルを読み込んだ場合は、自動インポート機能によって6X用の出力モードに合わせた調整が行われます。ただし、複雑なプロファイルでは手動による微調整が必要になる場合があるとのことです。

本体にはこのほか、リモコン、ソフトウェアとプロファイルを収録したSDカード、USB-A-USB-C電源ケーブルが付属します。ACアダプターは含まれておらず、5V/2A以上を供給できるUSB電源が必要です。

5Xの真の後継『RetroTINK-6X Pro』も登場予定

今回の発表では、さらに上位モデルとなる『RetroTINK-6X Pro』の存在も明らかにされています。RetroTINKによると、『RetroTINK-6X Pro』は『RetroTINK-4K』シリーズと同じようにCEとProで展開されるモデルとなり、こちらが『RetroTINK-5X』の「真の後継製品」になるとのこと。

詳細についてはまだ明らかにされていませんが、今後数カ月以内に正式発表される予定で、ほかのレトロゲーム向けスケーラーにはない独自機能も搭載するとしています。またゲーム用途だけではなく、古いアナログメディアや保存用途を意識した機能についても示唆されています。

『RetroTINK-4K CE』は475ドル、『RetroTINK-4K Pro』は750ドルという価格帯でした。それに対して、今回の『RetroTINK-6X CE』は4K出力やHDMI入力を必要としないユーザー向けに機能を整理することで230ドルまで価格を下げています。1440pやHDR10、CRTシミュレーションなどを重視するレトロゲーム環境では、新たな選択肢になりそうです。

via.RetroTINK公式ブログ

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