携帯エミュ機7機種を丸ごとゲーム機OS化!『GammaOS Nano+Next v1.4.1』が先行公開

携帯エミュ機7機種を丸ごとゲーム機OS化!『GammaOS Nano+Next v1.4.1』が先行公開

Android搭載の携帯ゲーム機向けカスタムファームウェアを開発しているTheGammaSqueezeは、2026年8月13日に『GammaOS Nano+Next v1.4.1』をリリースしました。

今回公開された機種別ビルドは、Anbernic RG DSやTrimUI Brick、MagicX Mini Zero 28など全7機種に対応。一般的なAndroidランチャーを入れ替えるだけではなく、電源投入後からゲームパッドで操作できるコンソール風のホーム画面を表示する、携帯ゲーム機向けの“micro-OS”として作られています。

なお、現時点で配布されているファイルはPatreon支援者向けの先行版となっており、一般ユーザー向けには後日公開される予定です。

●GammaOSNextのリリースページ
https://github.com/TheGammaSqueeze/GammaOSNext/releases

●GammaOS Next Changelog
https://github.com/TheGammaSqueeze/GammaOSNext/wiki/GammaOS-Next-Changelog

全7機種に対応したビルドを公開

今回『GammaOS Nano+Next v1.4.1』の機種別ビルドが公開されたのは、以下の7機種です。

・Anbernic RG DS
・Anbernic RG Rotate
・TrimUI Brick
・GKD 350H Ultra
・MagicX Zero 40
・MagicX XURetro X20 V32
・MagicX Mini Zero 28

『GammaOS Nano』はAndroid 14/LineageOS 21をベースにしていますが、一般的なAndroid用ランチャーとは異なり、電源投入後から専用のコンソール風UIへ直接アクセスできるように設計されています。

開発者によると、ディスプレイへ直接描画する「DRM-direct rendering」や、Androidの起動が完了する前からサウンドを再生するオーディオエンジン、ネイティブの電源・スリープ管理などをシステムレベルで統合しているとのこと。

Androidの重いホーム画面をバックグラウンドで動かす必要がなく、ゲームパッドだけで素早くゲームを起動できる環境を目指しています。

また、GKD 350H UltraやTrimUI Brickなどの対応機種では、GammaOS NanoをmicroSDカードから起動可能。本体内部の純正ファームウェアを変更せず、電源を切ってmicroSDカードを取り外すことで元の環境に戻せます。

PS3やニンテンドーDS風のホーム画面を選択可能

『GammaOS Nano』には、PlayStation 3のクロスメディアバーを再現した「XMB」、ニンテンドーDSi風の「DSi System Menu」、シンプルな構成の「Minima」という3種類のホームテーマが収録されています。

単に見た目を変更できるだけではなく、ゲーム、アプリ、音楽、動画、写真、ネットワーク機能などをゲームパッドから操作可能。ゲームをお気に入りへ登録する機能や、複数のゲーム機をまたいだコレクションの作成、任意の画像をボックスアートとして設定する機能なども搭載されています。

v1.4.1では、DSiテーマにダークモードとアクセントカラーが追加されたほか、すべてのテーマでフォントサイズを変更できるようになりました。ホーム画面に表示するカテゴリーや項目を非表示にしたり、並び順を変更したりすることもできます。

複数枚のディスクを使用するゲームについては、m3uプレイリストをひとつのゲームとしてまとめて表示できるようになるなど、ゲームライブラリー周辺の機能も強化されています。

DSエミュレーター『DraStic-nano』も大幅に強化

本OSには、ニンテンドーDS用エミュレーター『DraStic』を携帯ゲーム機向けに統合した『DraStic-nano』が搭載されています。

RetroAchievementsやクイックレジュームに対応しているほか、v1.4.1では2画面の表示位置や大きさを細かく調整できる機能を追加。大きな画面と小さな画面を縦に並べるレイアウトや、画面上にフレームレートを表示する機能も利用できます。

セーブステートとロードステートを任意のボタンへ割り当てることも可能になり、ゲーム中にオーバーレイを開かなくてもクイックセーブやクイックロードを実行できます。

このほか、大容量のDS用ROMを読み込んだときに本体全体がフリーズする不具合や、クイックレジューム時にブートループが発生する問題なども修正されています。

ただし、DraStic-nanoのRetroAchievementsは現在ソフトコアモードのみの対応です。ハードコアモードについては、RetroAchievements側の承認待ちとされています。

Wi-FiやBluetoothの安定性も向上

v1.4.1では、Wi-FiやBluetooth関連の処理も刷新されています。接続状態がホーム画面へ素早く反映されるようになったほか、Bluetooth機器の検索やペアリング処理、接続時のタイムアウトなどが改善されました。

USB接続をファイル転送用のMTPモードへ切り替える機能も追加されており、ADBを利用せずにPCからファイルを転送できます。通常のAndroid環境へ切り替えた場合は、Google PlayやF-Droid、Aurora StoreなどからインストールしたアプリをGammaOS Nanoのアプリ一覧に表示することも可能です。

現在はPatreon支援者向けの先行公開

2026年8月14日時点で、GitHubに公開されているv1.4.1のファームウェアイメージはパスワードで保護されています。解凍用パスワードは、GammaOSのPatreonにある「Insider」ティアの支援者へ提供されています。

開発者は、これらのビルドを後日一般ユーザー向けにも公開する予定であると説明しています。

また、機種によって更新方法が異なる点にも注意が必要です。一部の機種ではOTAアップデートを利用できますが、TrimUI BrickやMagicXシリーズなどでは、v1.4.0からv1.4.1へ直接更新できず、新しいイメージをmicroSDカードへ書き込む必要があります。

導入を検討している人は、使用している機種向けのリリースノートとインストールガイドを確認しておきましょう。

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