Androidで『メトロイドプライム』がさらに遊びやすく!操作ボタンの自由配置や折りたたみ画面に対応

Androidで『メトロイドプライム』がさらに遊びやすく!操作ボタンの自由配置や折りたたみ画面に対応

ゲームキューブ用ソフト『メトロイドプライム』をWindowsやLinux、Androidでネイティブ動作させる非公式プロジェクト「MetroidPrimePort」の最新版となるv0.18.0が公開されました。

今回のアップデートでは、Android版で画面上の操作ボタンを自由に配置できるようになったほか、ツインスティック操作にも対応。さらに、折りたたみスマートフォンを含む幅広い画面比率への対応や、描画性能の改善などが行われています。

●MetroidPrimePort v0.18.0(GitHub)
https://github.com/Odrannnn/MetroidPrimePort/releases/tag/v0.18.0

●MetroidPrimePort プロジェクトページ
https://github.com/Odrannnn/MetroidPrimePort

タッチ操作ボタンの位置や大きさを自由に変更可能に

「MetroidPrimePort」は、Odrannnn氏が開発を進めている『メトロイドプライム』の非公式ネイティブ移植プロジェクトです。ゲームキューブのエミュレーターを使用するのではなく、逆コンパイルされたソースコードをもとに、各プラットフォーム向けのプログラムとして動作する仕組みになっています。

今回のv0.18.0で注目したいのが、Android版に追加されたタッチ操作のカスタマイズ機能です。

これまでも画面上に仮想コントローラーを表示して操作できましたが、最新版では各ボタンの位置やサイズを自由に変更できるようになりました。

設定画面の「F1 > Touch controls > Edit layout」から編集でき、自分の端末の画面サイズや持ち方に合わせて操作しやすい配置に調整できます。

さらに、新たな操作レイアウトとして「Twin stick (Remastered)」も追加されました。右スティックで照準を操作し、方向キーでバイザーを切り替えられるほか、Yボタンを押しながら方向キーを操作することでビームの切り替えも行えます。

ゲーム中のボタン表示もXbox風の表記に対応しており、タッチ操作の各ボタンに機能の説明を表示するオプションも用意されています。

とくに、画面上に多くのボタンを配置する必要があるスマートフォンでは、こうしたカスタマイズによって操作性の向上が期待できそうです。

折りたたみスマホや超横長ディスプレイにも対応

画面表示についても、大きな改善が加えられています。

これまでは画面比率によって黒帯が表示される場合がありましたが、v0.18.0では4:3よりも縦長の画面比率にも対応。正方形に近いディスプレイや、折りたたみスマートフォンの画面でも、表示領域を有効に活用できるようになりました。

単純に映像を引き伸ばすのではなく、元のゲームの横方向の視野を維持しながら縦方向の表示範囲を広げる仕組みになっています。

また、ヘルメットやエネルギーゲージ、バイザーなどのHUD(画面上の情報表示)も画面の端に合わせて調整されます。メニュー画面やセーブ画面などについても、表示が崩れないように修正されています。

一方、横長ディスプレイへの対応も強化されました。従来の21:9という制限が撤廃され、さらに横幅の広いウィンドウやマルチモニター環境にも対応しています。

超横長画面でカットシーンが過度に拡大表示される問題も改善され、元のゲームに近い構図で表示できるようになりました。

前バージョンのv0.17.0でもワイド画面のカットシーンやメニュー表示の改善が行われていましたが、今回はさらに対応する画面比率が広がった形です。

Android端末ではフレームレートが8~27パーセント向上

操作や画面表示だけではなく、描画処理にも変更が加えられています。今回の更新では、ステージを構成する部屋のジオメトリーデータを標準でGPU側に保持するようになりました。

これにより、開発者がテストしたAndroid端末では、フレームレートが8~27パーセント向上したと報告されています。

ただし、この数値は開発者が使用した端末での測定結果であり、すべてのAndroid端末で同じ効果が得られるわけではありません。

それでも、処理性能が限られるスマートフォンにとって、こうした最適化はうれしい改善といえそうです。

利用には北米ゲームキューブ版のゲームデータが必要

「MetroidPrimePort」v0.18.0は、GitHubのリリースページから無料でダウンロードできます。配布されているのはWindows x86_64、Linux x86_64、Android ARM64向けのファイルです。Linux版にはAppImageやFlatpakなども用意されています。

Android版はAndroid 9以降に対応しており、配布されているAPKファイルを使用してインストールする形式です。ただし、このプロジェクトにはゲーム本体のデータが含まれていません。

v0.18.0のリリースノートで指定されているのは、北米ゲームキューブ版『Metroid Prime』v1.00(ディスクID:GM8E01、Revision 0)のディスクイメージです。利用するには、自身が正当に保有するゲームから必要なデータを用意する必要があります。

また、Nintendo Switch向け『メトロイドプライム リマスタード』のデータをインポートする機能も存在しますが、こちらは実験的な段階であり、公式のサポート対象にはなっていません。

なお、「MetroidPrimePort」は任天堂やRetro Studiosとは関係のない非公式プロジェクトです。

今回のアップデートによって、単にAndroidで動作するだけではなく、スマートフォンならではの画面や操作方法に合わせた改良が進んでいます。とくに折りたたみ端末への対応やタッチ操作の自由度向上は、モバイル環境で楽しみたい人にとって注目したいポイントではないでしょうか。

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