実機PSPの映像+ゲーム音声をUSBケーブル1本でMacへ!「RemoteJoy Audio」がGitHubで公開

実機PSPの映像+ゲーム音声をUSBケーブル1本でMacへ!「RemoteJoy Audio」がGitHubで公開

実機PSPのゲーム映像とゲーム音声を、USBケーブル1本でApple Silicon搭載Macへストリーミングできる非公式プロジェクト「RemoteJoy Audio」がGitHubで公開されています。GitHubのPSPトピックでは、2026年9月11日に更新されたプロジェクトとして掲載されていました。

●RemoteJoy Audio GitHub
https://github.com/00xJS/remotejoy-audio

PSPの画面をPCへ出力する方法としては、以前より「RemoteJoy」や「RemoteJoyLite」などが利用されてきました。しかし、これらがUSB経由で転送できるのは基本的に映像のみで、ゲーム音声を取り込むにはPSPの3.5mmヘッドホン端子からPCやキャプチャー機器へ、別途オーディオケーブルを接続するといった方法が一般的でした。

「RemoteJoy Audio」は、この弱点を解消するために開発されているプロジェクトです。PSP内部でゲームの音声を取得し、映像と一緒にUSB経由でMacへ転送する仕組みを採用。これにより、PSPとMacをUSBケーブル1本で接続するだけで、ゲーム映像と音声の両方を扱えるようになります。

Apple Silicon MacとCFW導入済みPSPが必要

開発・テスト環境として挙げられているのは、カスタムファームウェア「6.61 PRO-C」を導入したPSPとApple Silicon搭載Macです。PSP側ではRemoteJoyLiteをベースにしたプラグインを導入し、Mac側ではMetal版のRetroArchとlibretro-remotejoyを利用します。

また、macOSではWindows環境でRemoteJoy系ツールを利用するときのようなZadigやlibusb-win32によるドライバー導入は不要とされています。ただし、現状はファイルを配置するだけで利用できる一般的なアプリというわけではなく、ターミナルから必要なファイルを取得してパッチを適用し、libretroコアをビルドする作業などが必要です。

まだ完成版ではなく、いくつかの問題も

開発者は現在の「RemoteJoy Audio」について、動作するプロジェクトではあるものの「完成した1.0ではない」と説明しています。とくに音声転送を有効にした状態では、一部タイトルでゲーム自体のフレームレートが低下する場合があり、現在原因を調査中とのことです。

このほか、XMBの音声は現時点では取得できず、44.1kHz以外の音源についても正しくリサンプリングされません。また、RemoteJoyLiteから引き継いでいる制限として、一部ゲームでは映像をストリーミングできない場合があるほか、UMD Videoの映像もキャプチャーできません。

利用時にはもうひとつ重要な注意点があります。ゲームを終了してXMBへ戻る場合は、あらかじめUSBケーブルを抜くことが推奨されています。ストリーミングしたままゲームを終了すると、PSPがハングする可能性があるためです。問題が発生した場合は、ソフトリブートではなく完全に電源を切って再起動するよう案内されています。

現段階では導入のハードルや既知の問題が残されていますが、これまで映像用のUSBと音声用のケーブルを別々に用意する必要があったPSPのキャプチャー環境を、USBケーブル1本にまとめられるのは大きな特徴です。実機PSPを使ってゲーム動画を録画したり、配信したりしているApple Silicon Macユーザーにとっては、今後の開発も気になるプロジェクトといえそうです。

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