MiSTer FPGA向けに、セガのアーケード基板「Xボード」を再現する新たなFPGAコア「Arcade-SegaXBoard_MiSTer」が公開されました。開発を手掛けているのはrossops氏で、2026年8月27日には初のバージョン付きリリースとなる「v1.0.0」も公開されています。
●Arcade-SegaXBoard_MiSTer(rossops / GitHub)
https://github.com/rossops/Arcade-SegaXBoard_MiSTer
●Arcade-SegaXBoard_MiSTer v1.0.0
https://github.com/rossops/Arcade-SegaXBoard_MiSTer/releases/tag/v1.0.0
今回公開されたv1.0.0では、『アフターバーナーII』をはじめとする9ゲームと16の別バージョンが用意されており、開発者によればすべてDE10-Nano上で実機確認が行われています。
今回きっかけとなったXの投稿でも、実際にMiSTer FPGA上で『アフターバーナーII』を起動してテストした様子が報告されており、「初リリースですが、とりあえず満足」と評価されています。
セガXボードは、1980年代後半から1990年代初頭にかけて使用されたアーケード基板です。MAMEの資料でも、『アフターバーナー』『アフターバーナーII』『サンダーブレード』『スーパーモナコGP』『レーシングヒーロー』『A.B. Cop』などがXボード採用タイトルとして記録されています。
今回のMiSTer FPGA用コアでは、次の9タイトルがメインのゲームとして用意されています。
・After Burner
・After Burner II
・Thunder Blade
・Super Monaco GP
・Racing Hero
・A.B. Cop
・GP Rider
・Last Survivor
・Line of Fire
単にゲームごとの動作を再現したものではなく、XボードそのものをFPGA上でシミュレートすることを目標としているのも特徴です。READMEでは、2基の68000やZ80、タイルマップ、スプライト、ロードジェネレーター、YM2151、PCMサウンドなど、実際のXボードを構成していたハードウェアを再現する設計になっていると説明されています。
また開発中にはMAMEをリファレンスとして検証が行われており、『アフターバーナーII』『サンダーブレード』『スーパーモナコGP』『レーシングヒーロー』『A.B. Cop』『Line of Fire』などでは、特定フレームの映像をMAMEと比較するテストも実施されています。対応セットについてはDE10-Nano上でも動作確認済みとのことです。
#MiSTerFPGA セガXボードのコアがリリースされたので、家に帰ってすぐ準備してアフターバーナーIIをテストしてみました。初リリースですが、とりあえず満足です👍
セガYボードのギャラクシーフォースIIやパワードリフトも期待できそうですね..
とにかく楽しい金曜の夜です。
コアはGitHubから導入可能
現在のコアファイルは、GitHubリポジトリ内の「releases」フォルダーで公開されています。v1.0.0のコアファイルは「Arcade-SegaXBoard_20260826.rbf」で、各ゲーム用のMRAファイルも同じフォルダーに収録されています。GitHubのReleaseページ自体にはファイルが添付されておらず、実際のデータはリポジトリ内から取得する方式です。
手動で導入する場合は、RBFファイルをMiSTerの「/media/fat/_Arcade/cores/」へ、MRAファイルを「/media/fat/_Arcade/」へ配置します。ゲーム用ROMは別途「/media/fat/games/mame/」へ用意する必要があり、市販ゲームのROMデータ自体はプロジェクトには含まれていません。
また、専用のdb.json.zipをdownloader.iniに登録してUpdate Allから導入する方法も用意されています。
『ギャラクシーフォースII』『パワードリフト』は別のYボード
今回のX投稿では、今回のコアを受けて「セガYボードの『ギャラクシーフォースII』や『パワードリフト』も期待できそう」ともコメントされています。ただし、これは現時点ではあくまで投稿者による期待として見ておいたほうがよさそうです。
『ギャラクシーフォースII』や『パワードリフト』はXボードではなく、別系統の「セガYボード」を使用したタイトルです。MAMEのYボード資料では、このほか『G-LOC』『Rail Chase』『Strike Fighter』などもYボード作品として挙げられています。
今回のXボードコアのGitHubでは、現時点でYボードコアの開発や対応予定については案内されていません。そのため、まずは今回公開されたXボードコアで、MiSTer FPGA上の『アフターバーナーII』や『サンダーブレード』などを楽しんでみるのが良さそうです。















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