Anbernicより、2025年9月19日19時より発売が開始される新型携帯ゲーム機の『RG476H』。本機は前面にボーダレスフルスクリーンを採用した、スタイリッシュなデザインが特徴的なマシンです。
カラーバリエーションはブラック、インジゴ、レトログレーの3色が用意されており、定価は25,499円。発売開始から3日間限定でセールも開催されており、2300円引きの23199円で購入することができます。
リリースに先駆けて、本機のサンプルを提供していただきました。こちらではそのレビューをお届けします。
Anbernic RG476Hのスペック
本機の同梱物は、マシン本体のほかUSBケーブルとマニュアルのみというかなりシンプルな構成になっています。ボーダレスフルスクリーンになっているため、ディスプレイ部分だけ保護シートを貼るわけにもいかず、余計なものが付属していないのかもしれません。ま、これはこれでスッキリしていてわかりやすくていいですね。


マシンのスペックは、CPUにUnisoc T820(オクタコア、最大2.7GHz)を搭載。GPUはMali-G57(クアッドコア)。RAMは8GBとなっており、PlayStation 2など高スペックが要求されるようなエミュレーターもある程度動かすことができます。
ディスプレイ部分は4.7インチのIPS液晶を搭載。こちらは解像度1280×960となっており、アスペクト比4:3のレトロゲームをプレイするのに最適なものとなっています。OSはAndroid 13が採用されているので、こちらは内蔵のエミュレーターのみならずストアからアプリやAndroidのゲームなどをダウンロードして遊べるところもポイントです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 製品名 | ANBERNIC RG 476H |
| 価格(セール時) | ¥23,199(税込) |
| カラーバリエーション | ブラック、インジゴ、レトログレー |
| 画面 | 4.7インチ IPS液晶、1280×960、120Hz対応 |
| CPU | Unisoc T820(オクタコア、最大2.7GHz) |
| GPU | Mali-G57(クアッドコア) |
| RAM | 8GB LPDDR4X |
| ストレージ | 128GB UFS2.2 |
| OS | Android 13 |
| 多言語対応 | 対応 |
| 拡張ストレージ | microSDカード 最大2TB |
| バッテリー | 5000mAh(連続使用 約6時間) |
| 充電時間 | 約3時間(5V/2A) |
| 本体サイズ・重量 | 176 × 86 × 16mm / 約290g |
| パッケージサイズ・重量 | 210 × 113 × 41mm / 約450g |
今回提供してもらった本体のカラーは「インジゴ」ですが、こちらはゲームボーイアドバンスやゲームキューブでおなじみのバイオレットに近い色合いになっており、どことなく親近感が湧いてきます。
本機にはアナログスティックが2本付いていますが、こちらは3Dホールジョイスティックが採用されており、摩耗によるドリフトなどの不具合が発生しにくい構造になっているところもポイント。本体左上部に十字キーが配置されていますが、こちらも取り立てて不満に感じるようなものはなく、快適にゲームをプレイすることができました。


本体上部側面には電源ボタンとボリュームボタン、排熱口などが設置。空冷用の取り込み口は、本体の背面側に設置されていますが、それほどファンの音も大きく感じず、ゲームプレイ中も全く気になりません。


本体下側面側には、microSDカード用のスロットやヘッドフォン端子のほか、USB Type-Cポートが設置。USBは電源供給のほか、ファイルのやりとりや外部ディスプレイへの出力にも対応しています。

専用ケースも登場
本体に合わせて、専用ケース『ANBERNIC 保護カバー RG 476H 用』も発売されます。こちらは黒を基調にしたシックなデザインで、Anbernicのロゴが大きくプリントされているほか、ロゴが付いた赤いタグも付けられています。
本体にジャストフィットなのは言うまでもなく、ケーブル類も一緒にしまっておくことができるのはありがたいところですね! 価格は1,599円なので、本体を注文するときにこちらも忘れずに一緒に購入することをお勧めします。



RGランチャーでゲームも快適にプレイ
同機のマシンではここのところすっかりおなじみになったRGランチャーが搭載されているので、快適にゲームを起動することができます。ランチャー自体はボタンひとつで簡単に呼び出すことができるほか、このボタンを押すことでAndroidのホーム画面にも戻ることが可能です。

また、ハイエンドなモデルにはデフォルトで搭載されるようになった独自のAIアシスタント機能の「Anbernic AI」も搭載。AI翻訳でテキストを日本語に変換したり、ゲームに関する情報などをAIを活用して集めるといったこともできるようになっています。

パフォーマンスチェック
ということで、さっそくいくつかのゲームを起動してパフォーマンスをチェックしてみました。少し気になったのは、デフォルトの状態ではエミュレーターによってはオーバーレイが表示されるため、若干画面の表示領域が狭くなってしまうと言うことです。
こちらは雰囲気そのものはいいものの、せっかく4:3のアスペクト比になっているのでフルで表示できないのはもったいない。ということで、メニューからRetroArchの設定を呼び出し、「OSDオーバーレイ」の表示をOFF、アスペクト比をFullに設定することで解決することができました。




ただし、必ずしもオーバーレイの表示を切らずにあえてそのままにしたほうが雰囲気が出て良い場合もあります。たとえばゲームボーイアドバンスでは、下側にロゴマークが表示されるようになるので、若干実機でゲームを遊んでいるような気分が味わえます。
マシンとしては、ドリームキャストやセガサターンなども遊ぶことができますが、今回はPlayStation 2にターゲットを絞っていくつかゲームをプレイしてみました。結論から述べると、ほとんどのゲームは快適に遊べる物の、タイトルによってはフレームレートが下がるものもあったり、全くプレイすることができないものもあったという印象です。
まず若干ネガティブなタイトルから上げると、『ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君』は戦闘シーンでフレームレートが若干低下。『ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII』はフレームレートが全然です、全くゲームになりません。また、『ROCKY』は試合に突入すると、ゲームが進まなくなります。

一方、まったく問題なく遊べるタイトルも多数ありました。ということで、ざっくりとまとめるとこんな感じです。
| ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | △ |
| ダージュ オブ ケルベロス ファイナルファンタジーVII | × |
| ROCKY | × |
| ザ・ナイトメア・オブ・ドルアーガ 不思議のダンジョン | ◎ |
| スキージャンプ・ペア リローデッド | ◎ |
| SEVEN SAMURAI 20XX | ◎ |
| スポーン 運命の鎖 | ◎ |
| トムとジェリー ヒゲヒゲだいせんそう | ◎ |
| トニー・ホーク プロスケーター3 | ◎ |
| ビューティフル ジョー |
まとめ:こんなゲーム機を待っていたと思わせてくれるマシンだった
見た目がスタイリッシュというのは言うまでもないことですが、それよりも何よりも手に持った瞬間にすぐにになじみ、「ああ、こんなゲーム機を待っていたんだな」ということを思い起こさせてくれるようなマシンでした。
純粋にサイズがちょうどいいというのもありますが、まさに必要最低限の機能が盛り込まれており、それが濃縮されたような感じたからだと思います。この『RG476H』は、同社のラインナップの中では比較的ハイエンドよりのモデルであるため、価格も少々お高めにはなっていますが、それを補ってあまりある所有感を満たしてくれることは間違いありません。
そろそろ新しいマシンが欲しいなと思っていた方は、ぜひ検討してみることをオススメします!







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