ゲームキューブとWiiエミュレーターとして知られる『Dolphin』が、昨年12月下順に進捗レポートを投稿しました。その中で、Steam Deckは『Dolphin』にとってエキサイティングなターゲットであると語っています。
●Dolphin Progress Report: September, October, and November 2022
https://ja.dolphin-emu.org/blog/2022/12/21/dolphin-progress-report-september-october-november-2022/?cr=ja
![Steam Deckでゲームキューブ&Wiiエミュレーターの『Dolphin』の実行速度が大幅に向上! 12月下順に進捗レポートを公開](https://i0.wp.com/retro-gamer.jp/wp-content/uploads/2023/01/progressreportheader-octo2022.jpg?resize=728%2C172&ssl=1)
『Dolphin』では、Vulkandメモリ割り当てライブラリーを簡単に統合できる「Vulkan Memory Allocator」を使用するなど、Vulkan向けに多くの作業を行っています。また、Steam Deckがリリースされたことにより、もっとパフォーマンスを引き出せることに気が付きます。その中のひとつがWii版の『スーパー マリオ ギャラクシー 』です。
従来までは本来のパフォーマンスを発揮することができず、CPUタイムを大幅に消費していることが判明しました。それを最適化したところ、Steam Deck上のテストでパフォーマンスが85FPSから140FPSにまで向上することができました。
また、Steam Deckのいくつかのテストで『スーパーマリオギャラクシー』と『スーパーマリオギャラクシー2』の一部で、目立った速度の低下をすることなく、フルスピードで2番に解像度で実行することができることも明らかにしています。
![Steam Deckでゲームキューブ&Wiiエミュレーターの『Dolphin』の実行速度が大幅に向上! 12月下順に進捗レポートを公開](https://i0.wp.com/retro-gamer.jp/wp-content/uploads/2023/01/image-1.png?resize=728%2C487&ssl=1)
もちろん全てのゲームが大幅に向上したわけではなく、ゲームによってはごくわずかな向上しかしなかったものもあります。
先ほどのレポートには、更に詳しい情報が書かれているので、興味がある方はチェックしてみることをオススメします。
via.GamingOnLinux