思いのほかシンプルに使えてパワフル。中華エミュ機『RK2020』レビュー

思いのほかシンプルに使えてパワフル。中華エミュ機『RK2020』レビュー

これまで『RG350』と『RG350P』という、同系統の中華エミュ機を入手しましたが、少し変わった経路のものも触ってみたいということから入手したのが、昨年発売された『RK2020』です。日本のアマゾンではすでに見かけなくなってきましたが、今回はBanggoodというサイトから入手しました。

2021年2月2日に発送されて2月10日に到着したので、約1週間ほどで配送されたことになります。

ちなみにお値段は、この記事を書いている2021年2月13日時点で1万3297円で、送料は500円となっています。

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この『RK2020』は、韓国の携帯ゲーム機『Odroid Go Advance 1.0』の機能的レプリカとして誕生したゲーム機です。いろいろと情報を探してみると、「マニア向け」などの言葉が並び、どうやら扱いに癖がありそうなことがわかりました。

そうしたことも含めて、まっさらな状態で本機を触ってみて評価していきたいと思います。ちなみに、ベースとなるOSの「EmuELEC」ですが、購入時点でのバージョンは3.5になっています。アップデートする方法もあるようですが、今回はあえてデフォルトの状態で検証してみました。

また、実際に動作を確認していく上で見やすいように、一部UIは変更しています。

■アルミニウム合金を採用した高級感溢れるボディ

まずは本体の外観からチェックしていきましょう。今回選んだのはアルミニウム合金シェルということもあり、ヒンヤリした手触りでなかなか高級感溢れる作りになっています。ちなみに、クリスタルパールカラーのものもありますが、そちらは2000円ほどお値段がお安くなっているようです。

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▲今回入手したアルミニウム合金シェルの『RK2020』。
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▲クリスタルパールカラーのほうは、1万1063円で販売されています。
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▲同梱物は、本体の他、USBメモリー用のアダプターと電源供給用のUSB Type-Cケーブル、アナログキー用のゴムカバーと簡易マニュアル(英語と中国語)という、シンプルな構成。

正面左側には十字キーとアナログスティック、反対側にはABXYボタンとスタートボタン、セレクトボタンが並んでいます。側面下側には、microSDカードスロットがあります。こちらは初期の状態では封印されていましたが、中身を確認するためにシールは剥がしました。

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十字キーとアナログスティックとも操作感はまずまずと行った感じで、あまり不満に思うところはありませんでした。また、ABXYボタンなども同様です。

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側面上側には、L1、L2、R1、R2、電源ボタンといった操作系のボタンに加えて、ヘッドフォン端子など入出力系が並んでいます。Type-CのUSBポートは電源供給用です。Type-Aのほうは、通信などに使用します。

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ハマリポイントその①:操作がわからない!?

ここからは、本機を初めて触る人向けのハマリポイントをいくつかご紹介していきます。

オリジナルの『Odroid Go Advance 1.0』と比較して、ファンクションキーが削除された代わりにL2とR2ボタンが追加。バッテリーも3000mahから2600mahになるなど、いくつかの変更が加えられています。その影響かどうかはわかりませんが、最初にゲームを起動したときに基本的な操作がわからなかったことです。

この基本的な操作とはゲームを遊ぶという意味ではなく、ゲームの終わらせ方やボリュームの変更などを指します。一般的なゲーム機に付属しているホームボタンや戻るボタン、ボリュームなどが本体にはなく、それらがショートカットでアサインされているため、基本的な操作がわかりにくいのです。

マニュアルにも一応書かれてはいますが、この辺りのことはわかりにくく初心者が躓いてしまうポイントとなっています。そのため、まずはショートカットキーを覚えておく必要があるのです。

項目ショートカットキー
ゲーム終了セレクト+スタートボタン×2回
音量調整セレクトボタンを押しながら上下キー
ミュートL2とR1ボタンを同時押し
ゲーム内メニューの表示セレクトボタン+Xボタン

ただ、このキーレイアウト、必然的にですがゲームプレイ中に頻繁に押してしまうことがあります。特にL2とR1ボタンなど、頻繁に押してしまいがちで、気が付いたら音がミュートになっていたということも多々ありました。やはりこうした基本操作にあたる部分は、ショートカットではなく実在するボタンなどが欲しいところですね。

ハマリポイントその②:ゲームの追加方法がわからない

『RG350』などとは異なり、本機ではシステムのメニューが表示されず、いきなりマルチエミュレーターの『RetroArch』が起動します。それ自体はいいのですが、そもそもどうやってゲームを追加すればいいのかわからないというのが、初めて触った人の悩みかもしれません。

これらのデータはmicroSDカードに入っているのですが、このフォーマットはLinuxのext4になっており、そのままではウィンドウズで読み込むことができません。ためしにウィンドウズで読めるツールを入手してみたのですが、たしかにフォルダの中は見られるようになったものの、なぜかファイルの追加や削除などはできませんでした。

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▲ext4フォーマットのSDカードが読み込める『Ext2Fsd』を使用したものの、なぜかファイルの追加や削除ができなかった。

とりあえずツールの詳細を突き詰めていくのはやめて、Bプランとして試したのがUSBのLANアダプターです。Nintendo Switchなどでよく使われることが多い物と同じですが、たまたま余っていたものがあったので、そちらを試してみることに。

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基本的には本体のUSBに差し込んで、電源を入れておくだけでOKです。あとは特別な操作などは不要で、PC側の「ネットワーク」に表示されている「EMUELEC」をクリックすることでアクセスすることができます。

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すると「ネットワーク資格情報の入力」画面になるので、ここでIDに「root」、パスワードに「emuelec」と入力。「資格情報を記憶する」にチェックを入れておき、OKボタンを押しましょう。

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▲SDカードの中身にアクセスすることができました。

基本は機種ごとのフォルダにROMファイルを入れていくだけでOK

実はここまで来ると、割とシンプルなのがこの『RK2020』の特徴でもあります。あとは、romsフォルダの中にある、各機種ごとに用意されたフォルダ内にROMデータを入れていけばOKです。ゲームのROMがあると、自動でメニューにその機種が追加され、ゲームが遊べるようになります。

ちなみに、今回は検証していく必要があったため、いったん最初に入っていたROMデータはすべて削除してから動作確認を行っています。

ひとつややこしいところは、じつはこのフォルダ、同じ機種でも複数の種類があるところです。たとえばスーパーファミコンなら「sfc」と「snes」の2種類があります。メガドライブにいたっては、「genesis」「megadrive」「megadrive-japan」と3種類もフォルダがあります。そして、それぞれ正確なフォルダにゲームを入れないと、メニューに表示されない仕様になっています。

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▲これがromsフォルダの中にある、ゲームのROMを入れるフォルダの一覧。
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▲正しいフォルダに正しい形式のゲームデータが入っていると、自動でメニューに追加されていきます。特にエミュレーターの追加などをする必要はありません。

ハマリポイントその③:ゲームが動かないときはBIOSが必要か確認しよう

しっかりとゲームのROMデータなどを入れたはずなのに、動かないときがあります。動かないゲームは動かないのですが、一部のエミュレーターでは別途BIOSファイルが必要な場合もあるためです。それぞれのエミュレーターで動作するファイル形式や、BIOSファイルの名前などはchristianhaitianのgithubページで確認することができます。

●Frequently Asked Questions · christianhaitian/rk2020 Wiki · GitHub
https://github.com/christianhaitian/rk2020/wiki/TheRA-NTFS-Emulators-and-Ports-information

PCエンジン CD-ROM2

roms/biosフォルダに「syscard3.pce」というファイル名でBIOSファイルを入れておきます。ゲームによる可能性もありますが、今回のチェックでは、img+cue形式では動かず。bin+cueでリッピングしたものは動作が確認できました。

ディスクシステム

roms/biosフォルダに「disksys.rom」というファイル名でBIOSをファイルを入れておきます。

メガドライブ

「megadrive-japan」フォルダでは認識されず。「megadrive」または「genesis」フォルダにROMを入れる必要があります。ちなみに、「.gg」の拡張子は対応していませんでした。

メガCD

roms/biosフォルダに「bios_CD_J.bin」というファイル名でBIOSをファイルを入れておきます。

スクリーンショットや動画撮影も可能

残念ながら外部モニターへの出力端子は用意されていませんが、ゲームプレイ中、セレクトボタン+Xボタンでゲーム内メニューを呼び出すことで、スクリーンショットや動画を撮影することも可能です。

まとめ:完全では無いもののドリキャスや64のゲームが動いていること自体に感動

ドリームキャストやPSP、NINTENDO64にプレイステーションと、エミュレーターでもそこそこパフォーマンスが必要なゲームもある程度動いているのは、感動すら覚えます。たしかに、ドリームキャストなどでは音が途切れたりFPSがあまり出ないときもありますが、まぁ、動いていること自体が驚きなので、それも許容範囲でしょう。

ファイルのやりとりまでできるようになれば、あとはさほど難しく感じるところもありません。SDカードの容量にもよりますが、あれもこれも詰め込むよりも、お気に入りのゲームを厳選していつでも遊べる環境が作れるというのはなかなかありがたいですね!

思いのほかシンプルに使えてパワフル。中華エミュ機『RK2020』レビュー
■RK2020の良かったポイント
  1. ドリームキャストやPSP、NINTENDO64、プレイステーションなどがそこそこ遊べる
  2. 小ぶりながら高級感溢れるボディ
  3. ROMさえ入れれば、メニューに追加表示される
  4. 思った以上に対応機種が多い
  5. IPS液晶で画面が見やすい
■RK2020の微妙だったポイント
  1. ホームボタンや戻るボタン、ボリュームボタンがなくショートカットに割り当てられている
  2. SDカードのファイル形式がLinuxのためウィンドウズで扱えない
  3. ROMのフォルダがややこしい
  4. なぜかセガサターンには非対応
  5. 外部モニターへの出力に非対応
  6. やや文字が潰れ気味に見える
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