日本でも4月15日にからアマゾンで予約受付が開始される、マルチレトロゲーム互換機の『POLYMEGA(ポリメガ)』。従来までの互換機とは異なり、ディスクを使用したゲームが登場し始めた第4世代と第5世代のゲームがプレイできるということで、大きな注目を集めています。
・・・・・・ということで、これ以降はただの駄文なのですが、現在発表されている互換機に次ぐゲーム機に何が追加されるのか? というのを、適当に推測してみたいと思います。
対応機種は30だが日本向けに絞ると11機種
基礎知識として、現在『POLYMEGA』が対応しているゲーム機は全部で30種類あります。といっても、よくよく見てみると同種類の多国語バージョンなども含まれており、日本向けだけに絞ってみるとPlayStation、セガサターン、メガドライブ、スーパー32X、メガCD、PCエンジン、CD-ROM2、SUPER CD-ROM2、PCエンジンスーパーグラフィックス、ネオジオCD、ファミコン、スーパーファミコンの11機種。さらにメガドラ系とPCエンジン系をまとめると、6機種になります。
※日本のファミコンに対応していないというご指摘があったので公式サイトを確認してみたら、『POLYMEGA™ “POWER” MODULE SET EM01 NES』が日本のカートリッジ非対応になっていました。単純にカートリッジの形だけで、データベース的なものも含めて対応されていないかどうかは現時点では不明です。

公式によると、すでに計画している次の機種もあるそうですが、具体的に何になるかは明かされていません。
さて、そこで本題ですが、公式サイトのFAQに『POLYMEGA』で使用されているエミュレータの種類が掲載されています。それを元に、今後追加される可能性の高い機種を考察してみたいと思います。
WHAT SOFTWARE DOES POLYMEGA™ USE?
Architecture: x86
OS: Proprietary Linux-based.
User Interface: Codename Richter (Proprietary, Linux Based).
Emulators: Legally licensed versions of Mednafen, Mesen, Kega Fusion, and MAME with additional bug fixes, CD BIOS development, and replaced YM2610 for Neo Geo CD from Playmaji.
上記の記述によると使用されているエミュレータは、『Mednafen』『Mesen』『Kega Fusion』『MAME』の4種類のようです。このうち、『Mesen』はファミコン専用、『Kega Fusion』はサターン以前のセガ系ゲーム機のエミュレータということで、メガドライブ、スーパー32X、メガCDで使われているのではないかと推測できます。
『Mednafen』はマルチエミュレータですが、上記の機種を除いた対応機種で考えると、PlayStation、セガサターン、PCエンジン、CD-ROM2、SUPER CD-ROM2、PCエンジンスーパーグラフィックスで使われていると思われます。
ネオジオCDは、残りの『MAME』ということになるのでしょうか。
■Mednafen
https://mednafen.github.io/
■Mesen
https://www.mesen.ca/ja/
■Kega Fusion
https://www.carpeludum.com/kega-fusion/
各エミュレータで『POLYMEGA』に採用されていない機種をチェック
上記の4つのエミュレーターですが、『Mesen』以外については、ほかにも対応している機種があります。ちなみに、『MAME』については当初はマルチアーケードエミュレータとして開発がスタートした物ですが、現在はその対応機種が多岐にわたるため、今回は調査していません(笑)。
■『Kega Fusion』の候補
対応機種 | 対応の可能性予想 |
---|---|
SG-1000 | △ |
SC-3000 | △ |
スーパーコントロール・ステーション | × |
セガ・マークIII、セガ・マスターシステム | ○ |
ゲームギア | ○ |
キッズコンピュータ・ピコ | × |
■『Mednafen』の候補
対応機種 | 対応の可能性予想 |
---|---|
Apple II / Apple II Plus | × |
Atari Lynx | △ |
ゲームボーイ / ゲームボーイカラー | ○ |
ゲームボーイアドバンス | ○ |
ゲームギア | ○ |
セガ・マークIII、マスターシステム | ○ |
ネオジオポケット / ネオジオポケットカラー | ○ |
PC-FX | ◎ |
バーチャルボーイ | △ |
ワンダースワン | ○ |
ディスク対応がウリなら『PC-FX』の可能性は高い?
ということで、そもそもモジュレーション方式でいくらでも追加できる仕様なのであまり意味のない考察かもしれませんが、現状のエミュレータから可能性が高い候補を調べてみると・・・・・・やはりディスクメディアを使用した『PC-FX』はありかもしれません。
単純にユーザーの需要に応えるならば、ゲームボーイやゲームギア、ネオジオポケット、ワンダースワンと言った携帯ゲーム機の対応も考えられます。
第5世代でCD-ROMを使っているゲーム機には、他にも『3DO』や『ピピンアットマーク』、『FM TOWNS マーティー』『Amiga CD32』『Atari Jaguar CD』などがあります。ディスク非対応では、『NINTENDO64』『バーチャルボーイ』といったゲーム機があります。
実現のハードルはかなり高そうですが、可能ならば第6世代の『ドリームキャスト』や『PlayStation 2』、『ニンテンドーゲームキューブ』『Xbox』あたりが遊べるようになると最高なんですが、少なくとも『PlayStation 2』『NINTENDO64』『ニンテンドーゲームキューブ』『Wii』については公式が否定しています。
いずれにしても、7月6日の発売が今から楽しみですね!
■POLYMEGA公式サイト
https://www.polymega.com/