Atariは2026年10月21日、ゲーム機兼小型PC『Atari VCS』向けのソフトウェアストアを2027年初頭に閉鎖すると発表しました。ゲームを購入できるのは2027年2月1日までで、新規タイトルの受け付けはすでに停止しています。
気になるのは、ストアが閉鎖されたあとに購入済みのゲームがどうなるのかという点です。これについてAtariは、購入して『Atari VCS』本体にダウンロード済みのゲームについては、ストア閉鎖後も引き続きプレイできると説明しています。
●Atari公式『Atari VCS』(2026年10月21日付告知)
https://atari.com/pages/atari-vcs
購入済みゲームは引き続きプレイ可能。ただし再ダウンロードは不明
今回の発表で重要なのが、ストアの閉鎖と購入済みゲームの利用について、Atariが明確に区別して説明している点です。
公式サイトによると、すでに購入し、本体にダウンロードしてあるゲームは、ストア閉鎖後も引き続き遊ぶことができます。つまり、ストアが終了したからといって、それらのゲームがすぐに利用できなくなるわけではありません。
ただし、注意しておきたい点もあります。
今回の告知で継続してプレイできると明記されているのは、あくまでも購入して本体にダウンロード済みのゲームです。
ストア閉鎖後も購入済みゲームを再ダウンロードできるのか、別の本体に移した場合に利用できるのかといった点については、現時点では説明されていません。
また、ライセンス認証の仕組みや、今後のシステムアップデートがどうなるのかについても不明です。
ゲーム機とPCの特徴を併せ持った『Atari VCS』
『Atari VCS』は、往年のAtari製ゲーム機を思わせるデザインを採用しながら、ゲーム機とPCの特徴を併せ持った製品です。2020年12月に購入者への出荷が開始されました。標準の『Atari OS』ではゲームや動画配信などを楽しめるほか、「PCモード」を利用することで、LinuxやWindowsといったOSを導入することも可能です。
ハードウェアにはAMD製のAPUを採用しており、メモリーやストレージを増設できるなど、一般的な家庭用ゲーム機とは少し異なる特徴を持っていました。もっとも、Atariによる『Atari VCS』本体の直接販売は2025年に終了しています。今回発表されたのは、それに続くソフトウェアストアの閉鎖ということになります。
なお、今回の発表は『Atari VCS』向けソフトウェアストアに関するものであり、PCモードの終了などが告知されたわけではありません。
ゲームの保存という観点でも気になる今後の対応
近年はダウンロード販売が当たり前になっていますが、ストアが閉鎖されたあとに購入済みのゲームをどこまで利用できるのかという問題は、ゲームの保存という観点からも気になるところです。
『Atari VCS』については、少なくとも本体にダウンロード済みの購入作品を引き続きプレイできることが明らかになりました。一方で、ストア閉鎖後に本体が故障したり、ストレージを交換したりした場合、購入済みのゲームをどのように復旧できるのかについては、まだわかっていません。
『Atari VCS』のゲームを購入できるのは、2027年2月1日までです。それまでに購入を検討している人はもちろん、すでに本体を所有しているユーザーにとっても、今回の発表はひとつの節目といえそうです。
今後は、購入済みゲームの再ダウンロードやライセンス認証などについて、Atariから追加の案内があるのか注目したいところです。


















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