Wiiリモコンを傾けて『コロコロカービィ』を操作! Wii U版『Visual Boy Advance GX 3.0.4』公開。日本語表示の不具合も修正

Wiiリモコンを傾けて『コロコロカービィ』を操作! Wii U版『Visual Boy Advance GX 3.0.4』公開。日本語表示の不具合も修正

2026年10月21日(日本時間)、開発者のdborth氏が、ゲームボーイ/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンス向けエミュレーター『Visual Boy Advance GX』のバージョン3.0.4を公開しました。

今回の注目点は、Wii U版でWiiリモコンの傾きセンサーが利用できるようになったことです。開発者は『コロコロカービィ』『ヨッシーの万有引力』『まわるメイド イン ワリオ』などを対応例として挙げています。このほか、日本語ファイル名の文字化け修正やメニューの刷新も行われています。

●『Visual Boy Advance GX』バージョン3.0.4
https://github.com/dborth/vbagx/releases/tag/3.0.4

『コロコロカービィ』などの傾き操作に対応

『コロコロカービィ』は、ゲームボーイカラー用カートリッジに内蔵されたセンサーを利用し、本体を傾けてカービィを転がす作品です。同じく『ヨッシーの万有引力』や『まわるメイド イン ワリオ』も、傾けたり回したりする動きをゲームに取り入れています。

今回の3.0.4では、Wii U版の『Visual Boy Advance GX』でもWiiリモコンの傾きセンサーを利用できるようになりました。開発者の更新履歴によれば、これらのゲームの傾き操作に対応したほか、『ヨッシーの万有引力』では、同エミュレーターのWii版と同じように画面が回転するようになっています。

ただし、ここで利用するのはWiiリモコンのセンサーです。Wii U GamePad自体を傾けて同じ操作ができるという発表ではありません。また、対応状況は開発者の説明に基づくもので、当サイトでは各作品の日本語版を使った動作検証は行っていません。

日本語ファイル名の文字化けも改善

日本のユーザーにとって見逃せないのが、Wii U版で発生していた日本語ファイル名やフォルダー名の文字化け修正です。ゲーム一覧やメニューで、日本語を含む名前が正しく表示されない問題に対処しています。

開発者によると、Wii Uから取得した日本語などの名前がUTF-8ではなくShift-JIS(CP932)形式で返されることが原因でした。3.0.4では表示時に文字コードを変換する仕組みを導入し、ファイルへのアクセスには元の名前を使うようになっています。

また、Wii U版では日本語・韓国語・中国語のフォントをSDカード内の所定のフォルダーから読み込む処理も改善されました。設定を保存する前でもフォントを見つけられるようになり、1080p出力時にも文字を鮮明に表示できるとされています。メニューの初期言語も、Wii U本体のシステム言語に合わせて設定されます。

メニュー刷新とWii版の性能改善

見た目や操作性にも手が加えられました。メニューは紫色を基調とした新しいデザインとなり、ボタンやゲーム一覧、選択中の項目の表示などを刷新。画面下部には接続中のコントローラーを確認できるステータスバーが設けられ、プレイヤーごとにコントローラーの種類や、対応機器のバッテリー残量が表示されます。

このほか、Wii U版ではカバー画像の表示や画面のアスペクト比に関する不具合も修正されています。一方、Wii版ではJITキャッシュを8MBから16MBに拡大。開発者によれば、約5パーセントの性能向上が得られるとのことです。こちらはWii版の変更点であり、Wii U版の処理速度が同じ割合で向上したという意味ではありません。

Wii Uネイティブ版は10月1日に登場済み

なお、『Visual Boy Advance GX』のWii Uネイティブ版自体は、10月1日に公開されたバージョン3.0.3で登場しています。この時点で、Wii U向けHomebrew環境『Aroma』からの起動、最大1080p出力、Wii U GamePadのタッチ操作などに対応していました。

今回の3.0.4は、それらの機能に加えてWiiリモコンの傾きセンサーを使った操作や、日本語表示の問題などを改善した更新です。Wii Uネイティブ版の利用には『Aroma』環境が必要で、ゲームのROMデータはエミュレーターに付属しません。

Wii Uネイティブ版と従来のvWii版の違いや、導入に必要な環境については、当サイトの関連記事「Wii Uでファミコン/SFC/GB・GBAエミュがネイティブ動作へ。Aroma対応3本が1080p・GamePadタッチに対応」もあわせてご覧ください。

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