2026年の映画『バイオハザード』を初代PS風にゲーム化! 固定カメラやゾンビ犬まで再現したファン制作映像が公開

2026年の映画『バイオハザード』を初代PS風にゲーム化! 固定カメラやゾンビ犬まで再現したファン制作映像が公開

2026年9月に公開された実写映画『バイオハザード』を、初代PlayStation時代のゲーム風に再現するファンプロジェクトが制作されています。開発を進めているのは、Nocturne(notreallyjulian)という名前で活動するクリエイターで、10月中旬にかけてTikTokで複数の開発映像を公開しました。

今回のプロジェクトでユニークなのは、最新の映画をあえて1990年代のゲームのようなグラフィックスで再現している点です。固定カメラによる独特の画面構成や、ポリゴンで表現されたキャラクターなど、初期の『バイオハザード』を思わせる映像を見ることができます。

最新映画の場面を初代PS風に再現!

『バイオハザード』といえば、1996年に初代PlayStationで発売されたサバイバルホラーゲームです。固定カメラによる独特な視点や、限られた弾薬やアイテムをやりくりしながら探索を進めていくゲームシステムなどが特徴でした。

一方、2026年9月には、ザック・クレッガー監督による新たな実写映画『バイオハザード』が海外で公開されています。今回のファンプロジェクトは、この映画で描かれた場面を、シリーズの原点ともいえる初代PlayStation時代のスタイルでゲーム化しようというものです。

公開された試作映像では、映画でオースティン・エイブラムス氏が演じた主人公のブライアン・ホドゥカヴィッチを操作する様子が紹介されています。再現されているのは、映画の序盤に登場する雪の降る屋外や納屋の場面です。主人公が感染した犬に追いかけられるシーンが、昔ながらのサバイバルホラーゲームのような画面で描かれています。

キャラクターの表現にも工夫が見られます。主人公には初期の『バイオハザード』に登場するクリス・レッドフィールドのモデルを加工したものが使用され、犬には1996年の初代作品に登場したケルベロスのモデルが流用されています。

さらに、カメラは主人公の背後を追いかけるのではなく、あらかじめ決められた位置から場面を映し出す固定カメラ方式です。キャラクターの移動に合わせて視点が切り替わる様子は、初代PlayStationで『バイオハザード』を遊んだことがある人なら、懐かしく感じられるのではないでしょうか。

負傷時のモーションや体力システムも追加!

開発は現在も進められており、追加で公開された映像では、キャラクターの動作やゲームシステムに関する新たな要素も披露されています。

そのひとつが、主人公が負傷したときの歩行モーションです。初期の『バイオハザード』シリーズでは、体力が減少するとキャラクターが体をかばうように歩く演出がありましたが、今回のプロジェクトでも、そうした動きの再現が進められています。

また、体力や負傷状態を管理するシステムに加え、死亡時のアニメーションや音声サンプルなども制作されています。単に映画の場面をローポリゴンの映像に置き換えるだけではなく、クラシックなサバイバルホラーゲームとしての仕組みも取り入れようとしていることがうかがえます。

まだ開発初期の試作段階ではあるものの、短期間でキャラクターの動きや演出が追加されており、少しずつゲームらしい形になってきているようです。

ゲームエンジン『Godot』で制作中! 配布予定は未発表

海外メディアのGamesRadarによると、今回のファンゲームはゲームエンジン『Godot』を使って制作されています。現時点では初代PlayStationの実機向けに開発されているという情報はなく、あくまでも当時のゲームの雰囲気を再現するプロジェクトです。

また、開発者は初代PlayStation時代に使われていたプリレンダリング背景についても言及しています。これは、あらかじめ作成した背景画像の上に3Dキャラクターを表示する手法で、初期の『バイオハザード』でも採用されていました。

ただし、開発者自身は、こうした背景を再現する方法をまだ把握できていないと説明しています。そのため、現状の見た目は初代作品よりも、3Dで背景を表現していた『バイオハザード CODE』に近いと感じているようです。

なお、このプロジェクトはカプコン公式のゲームではなく、ファンが個人的に制作している非公式作品です。海外メディアでは『Resident Evil: The Movie: The Game』という仮称でも紹介されていますが、正式なタイトルは決まっていません。

現時点ではゲームの配布予定や対応プラットフォーム、完成時期なども発表されておらず、実際に遊べるようになるかどうかは不明です。

それでも、元々ゲームから生まれた『バイオハザード』が映画化され、その新しい映画を再び約30年前のゲームのような姿に作り直すというアイデアは、なかなか面白いものがあります。

最近のシリーズ作品とは異なる、固定カメラとローポリゴンによる独特の恐怖演出が、2026年の映画とどのように組み合わさっていくのか。今後の開発の進展も気になるところです。

via.Time Extension、Destructoid、GamesRadar

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