PS Vita向け「PSVITAMAN Alpha 3」公開!標準MusicライブラリーやWAV/AACに対応、誤操作防止機能も追加

PS Vita向け「PSVITAMAN Alpha 3」公開!標準MusicライブラリーやWAV/AACに対応、誤操作防止機能も追加

ObsoleteSonyは2026年10月12日、PS Vita向けの非公式音楽プレーヤー「PSVITAMAN」の最新版となる「Alpha 3」を公開しました。

●PSVITAMAN リリースページ(ObsoleteSony)
https://www.obsoletesony.com/psvitaman/releases/

今回のアップデートでは、PS Vita標準のMusicライブラリーに保存された楽曲を読み込めるようになったほか、新たにWAVとAACの再生に対応。さらに、ポケットに入れた際の誤操作を防ぐ「Pocket Mode」が追加されるなど、携帯音楽プレーヤーとしての使い勝手が大きく改善されています。

PSVITAMANは、PS Vitaをウォークマン風の音楽プレーヤーとして活用できるHomebrewアプリです。10月5日に最初のPublic Alphaが公開され、翌6日には読み込み速度や日本語メタデータへの対応などを改善したAlpha 2が登場していました。

今回のAlpha 3では、そうした改善に加え、新たな機能も多数盛り込まれています。

PS Vita標準のMusicライブラリーに対応!WAVとAACも再生可能に

今回のアップデートで大きな変更点となっているのが、PS Vita標準のMusicライブラリーに対応したことです。

これまでPSVITAMANでローカルの音楽ファイルを再生するには、基本的に「ux0:/data/PSVITAMAN/MUSIC/」以下に楽曲を保存する必要がありました。

Alpha 3では、設定から「Vita Music」または「Both」を選択することで、PS Vita標準のMusicライブラリーが使用する「ux0:/music/」内の楽曲も読み込めるようになっています。

読み込みは専用のフォルダーへコピーする方式ではなく、元の楽曲を変更しない読み取り専用の仕組みです。そのため、すでにPS Vitaで音楽を楽しんでいる人も、既存のライブラリーをそのまま活用しやすくなりました。

また、従来のFLACとMP3に加え、新たにWAVとAACの再生にも対応しています。

WAVは16bit/24bitのPCM形式で、44.1kHzと48kHzのモノラル/ステレオ音源をサポート。AACについては、暗号化されていないM4A/MP4コンテナー内のAAC-LCに対応し、こちらも44.1kHzと48kHzの音源を扱えます。

ただし、すべてのWAVやAACファイルが再生できるわけではなく、対応する形式には制限があります。FLACについても対応範囲が拡大されていますが、ハイレゾ音源はPS Vitaの出力形式に変換して再生するため、192kHzなどのネイティブ出力を行うものではありません。

ポケットの中での誤操作を防ぐ「Pocket Mode」を追加

もうひとつ、実用面で注目したいのが新たに追加された「Pocket Mode」です。

これは、音楽の再生中にNow Playing画面の操作をロックし、ポケットやバッグの中で意図せずボタンが押されることによる誤操作を防ぐための機能です。

ロック状態を示すアイコンの表示や、L/Rボタンに関する設定も用意されています。

PS Vitaをゲーム機ではなく携帯音楽プレーヤーとして使いたい場合、こうした誤操作対策が加わったことはうれしい変更点といえそうです。

ただし、Pocket Modeはアプリ内の操作をロックする機能であり、PS Vita本体をスリープ状態にしたまま音楽を再生できるわけではありません。公式の説明では、本体がスリープすると再生は停止し、復帰後にストレージの状態を回復してから再生を再開する仕組みとなっています。

大規模ライブラリーの安定性や起動速度も改善

Alpha 3では、新機能の追加だけではなく、従来から課題となっていたライブラリー管理についても改善が行われています。

特に、多数の楽曲を保存した大規模なライブラリーへの対応が強化されており、2回目以降の起動時間を短縮。楽曲を追加・削除した際のライブラリー更新や、問題が発生した場合の復旧処理も見直されています。

また、起動時やライブラリー更新時の進行状況が分かりやすく表示されるようになりました。更新に失敗した場合でも、最後に正常だったライブラリーを保持する仕組みが用意されています。

このほか、アルバムアートが埋め込まれていない楽曲について、同じフォルダー内にある対応画像を代わりに使用できる機能も追加。曲名が長い場合の表示や、前の画面へ戻る操作、閲覧位置の記憶など、細かな使い勝手も改善されています。

PSVITAMANは最大1万曲のローカルライブラリーを想定して開発されており、今回のアップデートは大量の楽曲を保存しているユーザーにとっても重要な内容となっています。

なお、本ソフトはソニー公式のアプリではなく、ObsoleteSonyが独自に開発しているHomebrewソフトです。対応機種はPS VitaのPCH-1000とPCH-2000で、導入にはVPK形式のアプリをインストールできる環境が必要です。

現在もPublic Alpha段階のため、利用環境によっては不具合が発生する可能性がありますが、Alpha 1の公開から約1週間で、音楽プレーヤーとしての実用性がさらに高められた形です。

すでにPSVITAMANを導入している人はもちろん、以前からPS Vitaに保存していた楽曲を活用したい人も、今回のAlpha 3をチェックしてみてはいかがでしょうか。

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