ATARIの「最大級の発表」はActivision製39作品の実物カートリッジ復刻だった!4セットを2027年まで順次発売

ATARIの「最大級の発表」はActivision製39作品の実物カートリッジ復刻だった!4セットを2027年まで順次発売

ATARIは2026年8月26日、ActivisionがAtari 2600向けに発売したクラシックゲーム39作品を物理カートリッジとして復刻する「ATARI × ACTIVISION」を正式発表しました。ATARI公式サイトではすでに予約受付もスタートしています。

●ATARI × ACTIVISION公式コレクションページ
https://atari.com/collections/activision

●ATARI × ACTIVISION Deluxe Collections
https://atari.com/pages/activision-seasons

当サイトでは8月22日に、ATARIが「Something Big Is Coming」と題したティザーサイトを公開し、「これまでで最大級の発表のひとつ」を予告していることをお伝えしました。

ATARIが大型発表を予告。「あなたのゲーム棚について、私たちにはビジョンがある」――謎のティザーサイトを公開

当時は「WE HAVE A VISION FOR YOUR GAME SHELF(あなたのゲーム棚について、私たちにはビジョンがある)」というメッセージ以外、具体的な内容は明らかにされていませんでしたが、その答えは文字通り「ゲーム棚」に並べられる大量のカートリッジだったようです。

今回復刻されるのは、『Pitfall!』『River Raid』『Kaboom!』『H.E.R.O.』など、ActivisionがAtari 2600向けにリリースした全39作品。単にROMデータをまとめたダウンロード版や、39作品を1本に収録したマルチカートリッジではなく、それぞれが実際にプレイできる物理カートリッジとして復刻されるところが大きな特徴です。

人気12作品は1本34.99ドルの「Standard Editions」として復刻

「Standard Editions」では、39作品の中から12作品を個別販売します。

価格はいずれも1本34.99ドル。黒いAtari 2600用カートリッジと、新たに制作されたフルカラーのマニュアルがセットになっています。

ラインナップは以下の12作品です。

  • Pitfall!
  • River Raid
  • MegaMania
  • Enduro
  • Kaboom!
  • H.E.R.O.
  • Keystone Kapers
  • Private Eye
  • Pressure Cooker
  • River Raid II
  • Pitfall II: Lost Caverns
  • The Activision Decathlon

このうち現在予約できるのは最初の10作品で、『Pitfall II: Lost Caverns』と『The Activision Decathlon』については「Coming Soon」と表示されています。

Standard EditionはAtari 2600+、Atari 7800+のほか、オリジナルハードウェアにも対応。個別の商品ページでは、オリジナルのAtari 2600およびAtari 7800も対応機種として明記されています。

全39作品を集めたい人向けに4種類の「Deluxe Collections」も登場

そして今回の企画の本丸ともいえるのが、39作品すべてを復刻する「Deluxe Collections」です。

39作品を4つのコレクションに分け、2026年11月から2027年秋にかけて順次発売する予定。それぞれのセットは249.99ドルです。

こちらはStandard Editionとは異なり、ゲームごとに作品のアートやパッケージカラーをイメージしたカラーカートリッジを採用。さらに各ゲームに布製パッチとエナメルピンが付属します。

Treasure Collection

249.99ドル/2026年11月出荷予定/10作品

  • Pitfall!
  • River Raid
  • MegaMania
  • Dragster
  • Freeway
  • Grand Prix
  • Chopper Command
  • Sky Jinks
  • Barnstorming
  • Dolphin

最初に登場するコレクションで、『Pitfall!』『River Raid』『MegaMania』といった代表作を含む10作品を収録しています。もちろん実際には「収録」というよりも、10本のカートリッジがセットになった商品です。

Speed Collection

249.99ドル/2027年春予定/10作品

  • Enduro
  • H.E.R.O.
  • The Activision Decathlon
  • Boxing
  • Checkers
  • Fishing Derby
  • Skiing
  • Laser Blast
  • Stampede
  • Tennis

『Enduro』『H.E.R.O.』『The Activision Decathlon』『Laser Blast』など10作品で構成されています。

Secrets Collection

249.99ドル/2027年夏予定/9作品

  • Keystone Kapers
  • Kaboom!
  • Private Eye
  • Starmaster
  • Spider Fighter
  • Seaquest
  • Bridge
  • Oink!
  • Ice Hockey

こちらは4コレクションの中で唯一9作品構成。『Kaboom!』『Keystone Kapers』『Private Eye』『Starmaster』などが含まれています。

Victory Collection

249.99ドル/2027年秋予定/10作品

  • Pitfall II: Lost Caverns
  • River Raid II
  • Pressure Cooker
  • Plaque Attack
  • Robot Tank
  • Crackpots
  • Frostbite
  • Beamrider
  • Cosmic Commuter
  • Space Shuttle: A Journey Into Space

最後を飾るコレクションには、『Pitfall II: Lost Caverns』『River Raid II』『Pressure Cooker』『Beamrider』など10作品がラインナップされています。

39本全部入りは999.96ドル。Standard Editionも加えたセットは1349.86ドル

4つのDeluxe Collectionsをすべてまとめて予約できる「Ultimate Deluxe Set」も用意されています。こちらの価格は999.96ドルで、39本のカラーカートリッジと、それぞれに対応したパッチとピンに加え、12枚の限定メタルトレーディングカードが付属します。

さらに、そのUltimate Deluxe Setに現在予約可能な10本のStandard Editionを加えた「Superfan Bundle」も用意されており、こちらは1349.86ドルです。主な商品構成を整理すると、以下のようになります。

ActivisionとATARIの歴史を振り返るコラボレーション

今回この2社が組むことにも大きな意味があります。Activisionは1979年、ATARIを退社した4人のプログラマーによって設立された会社です。ATARI自身も今回の企画について、Activisionを世界初のサードパーティーゲーム開発会社として紹介し、両社の「つながった歴史」を祝うコラボレーションだと説明しています。

40年以上前にATARIから独立した開発者たちが立ち上げたActivision。その作品群が2026年になってATARIブランドのカートリッジとして大規模に復刻されるという、両社の歴史を知っている人ほど面白い企画といえそうです。

日本ではAtari 2600と同系統のハードが「Atari 2800」として展開されていましたが、今回ATARIが対応機種として明記しているのはAtari 2600+、Atari 7800+、オリジナルのAtari 2600/7800などです。Atari 2800については個別に互換性が明記されていないため、動作を保証できるものではありません。

また、ATARI公式サイトでは予約受付が始まっていますが、日本向けの販売価格や個々の商品を日本へ配送できるか、送料、輸入時の税金などについては今回確認できていません。購入を検討している場合は、注文時に配送条件を確認したほうがよさそうです。

それにしても、ATARIが予告していた「これまでで最大級の発表」の正体が、新ハードではなくActivision製Atari 2600タイトル39作品の物理カートリッジ復刻だったのは、なかなかATARIらしい展開ではないでしょうか。

8月22日のティザーで掲げられていた「あなたのゲーム棚について、私たちにはビジョンがある」という言葉も、39本ものカートリッジが明らかになった今となっては、かなりストレートな予告だったことがわかります。

via.Time Extension

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