1990年代半ばにスーパー32X向けに開発されながら、発売中止となった『X-Men』の貴重な映像が発掘されました。
X-MenのゲームがSEGA 32X向けにリリース予定でしたが、キャンセルされました。このゲームの新しい映像が、1995年のE3アーカイブから出てきました。ウルヴァリンが…まあ、しばらく無目的にうろつく様子です。
映像を公開したのは、ゲームの歴史的資料を保存する非営利団体Video Game History Foundation(VGHF)です。同団体が保管しているE3 1995の映像資料を調査していたところ、スーパー32X向けに開発されていた『X-Men』のデモ映像が収録されていることが判明。2026年8月19日に公式Xで映像の一部が公開されています。
今回見つかった映像は約40秒ほどの短いものですが、黄色と青のコスチュームに身を包んだウルヴァリンが、3Dで描かれたステージ内を走り回っている様子を確認することができます。
石造りの柱が並ぶ通路や巨大な石像、赤い柱が並ぶ広い空間などを、背後から見下ろすようなカメラでウルヴァリンが駆け抜けていく内容となっており、スーパー32Xでどのような3Dゲームを実現しようとしていたのか、その一端を垣間見ることができます。
●VGHFデジタルアーカイブ
https://archive.gamehistory.org/item/92b1039b-bed4-4454-a312-d25bc6b88958?utm_source=chatgpt.com
2009年にプロトタイプ版も発掘されていた『X-Men: Mind Games』
今回映像が発掘されたゲームは、一般に『X-Men: Mind Games』として知られているタイトルです。
本作はScavengerによって開発され、セガから1995~1996年頃に発売される予定でした。実際にE3 1995にも出展されていましたが、その後開発中止となり、製品版が発売されることはありませんでした。
ゲーム自体の存在が今回初めて明らかになったわけではありません。2009年にはSEGASaturnoコミュニティによって初期段階のプロトタイプが発掘されており、実際にプレイ可能な状態で存在することも知られていました。
ただし、こちらはかなり初期のバージョンで、操作可能なキャラクターはビショップのみ。限られたステージを探索できる程度の内容となっていました。一方、今回VGHFが発掘したE3 1995の映像では、ウルヴァリンが実際にゲーム内を動き回っています。
当時の資料ではウルヴァリンやビショップ、ローグ、アイスマンなどが登場する予定だったとされていましたが、これまで知られていたプロトタイプとは異なる開発段階では、少なくともウルヴァリンがプレイアブルキャラクターとして実装されていたことが映像から確認できます。
約30年前のE3を記録したVHSから発掘
今回の映像が見つかったのは、VGHFがデジタル化を進めているE3 1995関連のVHS資料です。映像には会場に設置された大きなスーパー32Xの看板や『X-Men』の展示スペースも映っており、その一角に設置されたモニター上でゲームが動作している様子が記録されています。
現在のように開発中のゲーム映像がインターネット上に大量に残される時代ではなかったこともあり、このようなイベント会場の映像は、発売されなかったゲームの開発状況を知るうえでも貴重な資料です。
約30年前に開発中止となったスーパー32X用ゲームが、当時撮影されたVHSによって再び日の目を見ることになりました。
via.TechEBlog















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