ゲームボーイポケットをリアルに「デジカメ」化! 交換レンズにも対応したカメラ特化型ゲームボーイ『GBD-M2』が登場

ゲームボーイポケットをリアルに「デジカメ」化! 交換レンズにも対応したカメラ特化型ゲームボーイ『GBD-M2』が登場

ゲームボーイの『ポケットカメラ』といえば、128×112ピクセルという今となってはかなり低い解像度ながら、独特の味わいがある写真が撮れる周辺機器です。そんな『ポケットカメラ』を、より本格的なカメラとして使えるようにしたマシンが登場しました。

TechEBlogが2026年7月30日付で紹介したところによると、Crissa Graves氏が『GBD-M2』と呼ばれる新たなプロトタイプを開発。ゲームボーイポケットをベースにしながら、まるでコンパクトデジカメのようなスタイルに仕上げられています。

カメラ「GBD-M2」の動作の様子。
プロジェクトがある程度形になったら、ご自身で製作するためのファイルを公開する予定です。

Video of Camera GBD-M2 in actionOnce I’ve reached a comfortable place with the project, I plan on sharing the files to build yourself

Game Boy Camera (@gameboycamera.com) 2026-07-28T23:20:11.740Z

●Crissa Graves Built a Handheld Game Boy Pocket Camera That Actually Shoots
https://www.techeblog.com/game-boy-camera-handheld-mod-gbd-m2-ricoh/

ゲームボーイのCPUとRAMを新しい基板に移植

この『GBD-M2』で面白いのは、単純にゲームボーイポケットの外装をカメラ風に変更しただけではないところです。

TechEBlogによると、これまでCrissa Graves氏が製作してきたCamera Mシリーズでは、ゲームボーイポケット本体を加工したり、電源周りを独自に組み上げたりする必要がありました。

一方の『GBD-M2』では、ゲームボーイのオリジナルCPUやRAMを新たに設計された基板に移植。さらにボタンの配置などもカメラとして使いやすいように作り直されており、これまでの試作機からさらに洗練されたものになっています。

専用シャッターボタンやIPS液晶を搭載

本体には、カメラとして使用するときに押しやすい位置に専用のシャッターボタンも用意されています。画面にはバックライト付きのIPS液晶ディスプレイを採用。屋外でも画面を確認しやすくなっているのは、実際にカメラとして持ち歩くことを考えるとかなり重要なポイントといえそうです。

電源についても現代的にアップデートされており、USB Type-Cで充電可能なLiPoバッテリーを使用する構成に加えて、交換可能な単3電池を利用する構成も用意されています。ちなみに通信端子も残されているため、撮影した写真を『ポケットプリンタ』で印刷するといった、当時ならではの遊び方も可能です。

カメラ部分は取り外し可能。CSマウントレンズにも対応

そして、この『GBD-M2』の大きな特徴がカメラ部分です。

カメラモジュールは本体から取り外せる構造になっており、独自のCSマウント仕様のモジュールを装着することで交換レンズが利用できます。

さらに、オリジナルの『ポケットカメラ』を装着したり、一般的なゲームボーイ用カートリッジに交換したりすることも可能。つまり、見た目は完全にカメラですが、中身はしっかりゲームボーイというわけです。

実際に『テトリス』や『ポケットモンスター』など、一部のゲームなら片手でも遊べるとのこと。ただし、このバージョンではスピーカーが取り外されています。

写真そのものは昔ながらの128×112ピクセル

これだけ大掛かりな改造が施されていると、カメラの画質も大幅にアップしているように思えますが、そこはちょっと違います。

撮影に使用されているのは、あくまでも『ポケットカメラ』由来のセンサー。そのため、出来上がる写真も従来と同じ128×112ピクセルのグレースケール画像です。

高画質化するのではなく、あの独特なゲームボーイカメラらしい絵作りを残したまま、「撮影する道具」としての使い勝手を向上させているところが、このマシンの面白いところでしょう。

そう考えると、現代のデジカメとはまったく逆方向に進化したカメラともいえそうです。

将来的にはDIY用データや完成品の頒布も?

残念ながら、現時点の『GBD-M2』はあくまでもプロトタイプで、量産される予定は決まっていません。

一方でCrissa Graves氏は、プロジェクトがある程度完成した段階で自作できるようにファイルを公開する意向を示しています。またTechEBlogによれば、DIYキットや完成品を限定的に頒布する可能性についても言及されているとのことです。

ゲームボーイの『ポケットカメラ』については、交換レンズに対応させる『2BitToy Camera+』など、近年になって再び様々な改造が登場しています。『GBD-M2』はそこからさらに一歩踏み込み、ゲームボーイそのものを「カメラとして使いやすい形」に再構築しているのが面白いところです。『ポケットカメラ』好きなら、今後の展開もチェックしておきたいプロジェクトですね。

via.TechEBlog

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