1996年8月2日にハドソンから発売された、スーパーファミコン用RPGの『大貝獣物語II』。本作には「S-RTC」という特殊チップが搭載されており、ゲーム内のシステム時間とリアルな時間の経過を利用した「PLGシステム」(パーソナルンライブシステム)が採用されているところも特徴となっています。
![電池交換でも直らなかった『大貝獣物語II』のPLGシステムを修復する方法があると耳にしたのでさっそく試してみた!](https://i0.wp.com/retro-gamer.jp/wp-content/uploads/2023/03/e03d71cd-0205-455f-8bc9-3a16a38df254.jpg?resize=728%2C410&ssl=1)
しかし、この「PLGシステム」は時計機能ということもあり、セーブデータを保存しているだけのゲームよりも内部に搭載された電池の消耗が激しくなっています。そのため、中古で購入したゲームの多くは電池切れになってしまっている場合があります。
じつは、スーパーファミコンの特殊チップを搭載したゲームを集めていたときに本作も中古で購入したのですが、やはり電池は切れた状態になっていました。そこで、電池交換をしてみたのですが……残念ながら「PLGシステム」は壊れたまま。いろいろと調べてみても、電池交換しただけでは直らないといった情報が多かったため、ちゃんと機能する中古を追加で購入しています。
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というわけで、うちには2本の『大貝獣物語II』があるわけですが……。なんと、ツイッターを眺めていると、この「PLGシステム」のエラーが直るという情報が目に止まりました。というわけで、さっそくそちらを試してみることに。
とりあえず、中身をチェック
以前電池交換をした記憶があるのですが、それも結構前なので記憶が曖昧になっています。ということで、とりあえず「PLGシステム」がエラーになる方の中身をチェックしてみることに。
ちなみにスーパーファミコンのカセットを開けるには、特殊な六角ドライバーが必要になります。まだ持っていない人は、とりあえず入手しておくとなにかと役に立つと思います。
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ケースを開けて中身をチェックしてみると、やはり交換済みの電池がセットされていました。
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電池をハズしてから半日以上放電してメモリーをクリア!
やりかたといってもかなり単純で、元々カセット内部に取り付けられている電池を取り外し、半日ほど放置してから取り付けるというもの。つまり、残留しているバッテリーを放電することで、メモリー内をクリアするというわけです。
夜中の0時10分頃に電池を取り外し、その後12時間ほど放置。元々取り付けてあった交換済みの電池を再度取り付けて検証してみました。
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関係ないですが、この作業をする前にはんだ吸い取り器が壊れていることが判明。その影響で、結構作業に時間が掛かってしまいました。とりあえずなんだかんだありながら、電池を取り外すことに成功。その後、翌日のお昼過ぎまで放置することに。
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……その後、12時間以上が経過したので、電池を付けてみた!
ってわけで、ふたたびハンダごてを手に取り電池を取り付けることに。取り外すときよりもこっちの方が時間が掛かってしまいましたが、なんとか作業を終わらせることができました。
ちなみに今回はすでに交換済みの電池であったためそのまま再利用しましたが、可能ならフォルダー式のものを採用した方が動作チェックやその後の電池交換なども楽になります(電池交換自体はそれほど頻繁には必要にならないと思いますが)。
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で、ゲームを起動してみたところ……
なんと「PLGシステム」が直っているではあーりませんか!
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というわけで結論ですが、『大貝獣物語II』の電池交換をする人は、とりあえず電池を外してから時間をおいてから作業を進めた方が良さそうです。この「PLGシステム」を搭載したソフトにはほかにも『天外魔境ZERO』があります。気になる場合は、そちらのソフトも電池交換時は同様に時間をおいてから作業を進めるようにしたほうがいいかもしれませんね!
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