1992年のDOS向けFPS『The Catacomb Abyss』がメガドライブに移植! 全19ステージを収録したROMを公開

1992年のDOS向けFPS『The Catacomb Abyss』がメガドライブに移植! 全19ステージを収録したROMを公開

1992年にDOS向けに登場したFPS『The Catacomb Abyss』を、セガのメガドライブ向けに移植した非公式作品が公開されました。開発を手掛けたのはharoldo-ok氏で、2026年10月18日(日本時間)にitch.ioで作品ページを公開。現在、GitHubではメガドライブ用のROMイメージとソースコードが公開されています。

今回移植されたのは、オリジナルのシェアウェア版をベースにしたもので、全19ステージをはじめ、敵やアイテム、サウンドなどを再現しています。さらに、メガドライブのゲームパッド操作やセーブ機能にも対応するなど、家庭用ゲーム機で遊ぶための工夫も盛り込まれています。

●GitHub:The Catacomb Abyss for Sega Genesis / Mega Drive
https://github.com/haroldo-ok/catacomb-abbyss-md

●Catacomb Abbyss for Sega Genesis/Megadrive
https://haroldo-ok.itch.io/catacomb-abbyss-md

1992年のDOS向けFPSがメガドライブで動作

『The Catacomb Abyss』は、Softdiskより1992年にDOS向けにリリースされたFPSです。プレイヤーは一人称視点で迷宮を探索しながら、襲いかかってくるモンスターを魔法で倒し、アイテムを集めながら先へと進んでいきます。

今回公開されたメガドライブ版は、Gamer’s Edgeのシェアウェア版バージョン1.13をベースにしたものです。オリジナルの公開ソースコードとゲームデータを利用し、メガドライブ向けの開発環境である「SGDK 2.11」を使用して移植されています。

もともとDOS向けに作られた作品だけに、メガドライブで一人称視点の3D空間をどのように描画するかもポイントのひとつです。今回の移植では、レイキャスティングと呼ばれる手法を利用し、メガドライブのハードウェアに合わせた独自の描画処理を実装しています。

ちなみに、開発者の説明によると、描画速度は約11~14fpsとなっています。

全19ステージに加えて、イントロや説明書の画面も再現

今回の移植版で特徴的なのが、単にゲーム本編を動かせるようにしただけではないという点です。

シェアウェア版に収録されていた全19ステージに加えて、モンスターやアイテム、巻物、ステージの説明文、ゲーム内のヘルプなども再現されています。

さらに、DOS版に含まれていたイントロ画面やストーリー紹介、電子カタログ、説明書に相当する画面、終了時の画面なども収録されています。電子カタログは全23ページを再現しており、当時のシェアウェアに含まれていたゲーム以外の要素まで楽しめるようになっています。

サウンドについても、DOS版のAdLib音源とPCスピーカー向けの効果音を変換して収録。グラフィックだけでなく、当時の音もメガドライブ上で再現する工夫が施されています。

一方、DOS版でキーボードやディスクなどについて説明していた文章は、メガドライブ用のゲームパッドやカートリッジに合わせた内容に変更されています。

3ボタン・6ボタンパッドに対応! SRAMへのセーブも可能

操作方法については、メガドライブの3ボタンパッドと6ボタンパッドの両方に対応しています。

3ボタンパッドの場合、方向キーの上下で前進と後退、左右で旋回が行えます。Bボタンで通常の魔法攻撃を繰り出し、Aボタンやほかのボタンとの組み合わせで特殊攻撃、回復アイテムの使用などを行う仕組みです。

また、Cボタンを押しながら方向キーの左右を入力することで横移動も可能です。

6ボタンパッドでは、追加されたX・Y・Z・MODEボタンに特殊攻撃や回復、素早い方向転換、巻物の確認などが割り当てられています。そのため、3ボタンパッドよりも少ない操作で各種アクションを実行することができます。

さらに、バッテリーバックアップ付きSRAMを利用したセーブ機能も実装されており、最大3件のセーブデータを保存できます。ただし、実機でセーブ機能を利用する場合は、SRAMに対応したカートリッジやフラッシュカートリッジなどの環境が必要になる場合があります。

ROMイメージとソースコードをGitHubで公開中

今回のメガドライブ版『The Catacomb Abyss』は、GitHubで公開されています。リポジトリには、ビルド済みのROMイメージ「CatacombAbyss-Genesis.bin」が用意されているほか、ソースコードやゲームデータの変換に使用するツールなども収録されています。

なお、開発者は今回の作品を開発途中の移植版と位置づけており、完成版として公開されたものではありません。また、GitHubでは、AIの「Claude」を利用した支援開発であることも明らかにしています。

itch.ioにも紹介ページが用意されていますが、記事執筆時点ではダウンロードできない状態となっています。そのため、ROMイメージを入手する場合はGitHubを確認してください。

ちなみに、今回の移植は原権利者による公式作品ではなく、シェアウェア版をベースにした非公式移植です。実機や各種エミュレーターでの動作については、環境によって違いが生じる可能性があるため注意が必要です。

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