非公式のPS Vita版『Halo』がオンライン対戦に対応! 最大4人の協力プレイも実装した「Halo CE Vita 1.1.0 beta 1」が公開

非公式のPS Vita版『Halo』がオンライン対戦に対応! 最大4人の協力プレイも実装した「Halo CE Vita 1.1.0 beta 1」が公開

BirchWoodGod氏は2026年10月8日、PS Vita向けに『Halo: Combat Evolved』を非公式移植した「Halo CE for PS Vita」の最新バージョン「1.1.0 beta 1」を公開しました。

今回のアップデートでは、PS Vita同士によるインターネット対戦に加えて、最大4人で楽しめるキャンペーン協力プレイが新たに実装されています。さらに、カスタムマップの追加やグラフィック設定の拡充、パフォーマンスの改善など、さまざまな機能強化が行われています。

なお、本作はMicrosoftによる公式移植ではなく、有志によって開発されている非公式プロジェクトです。現在、GitHubでベータ版のVPKファイルが配布されています。

●Halo CE for PS Vita 1.1.0 beta 1(GitHub・ダウンロード)
https://github.com/BirchWoodGod/halo-ce-vita/releases/tag/v1.1.0-beta.1

●Halo CE for PS Vita(GitHub・プロジェクトページ)
https://github.com/BirchWoodGod/halo-ce-vita

PS Vita同士でオンライン対戦が可能に! 最大4人の協力プレイにも対応

今回の目玉となるのが、マルチプレイ機能の大幅な強化です。

これまでの安定版「1.0.3」から機能が拡張され、PS Vita同士でインターネットを介した対戦が行えるようになりました。

オンライン対戦では、公開されているゲームを探せるサーバーブラウザーのほか、参加コードを使った接続やパスワード付きのゲーム作成にも対応しています。自分でゲームをホストする場合は、公開・非公開の設定や参加人数などを指定することも可能です。

また、インターネットだけでなく、同じWi-Fiネットワークを利用した接続や、PS Vita同士を直接接続するアドホック通信にも対応しています。ただし、PC版とのクロスプレイには対応しておらず、接続できるのはPS Vita版同士となっています。

さらに、最大4人でキャンペーンモードを進められる協力プレイ機能も実装されました。

こちらもインターネット、同一Wi-Fi、アドホック通信に対応しており、公開・非公開の設定が行えます。協力プレイ中に倒されたプレイヤーは仲間を観戦し、復帰できる仕組みも用意されています。

なお、作者による実機検証では、PS Vita2台を使用したオンライン接続や協力プレイの動作が確認されています。一方、3~4人での協力プレイについては、まだ実機での検証が完了していないとのことです。

カスタムマップへの対応やパフォーマンスも強化

マルチプレイ機能に加えて、カスタムマップへの対応も今回の大きな変更点です。

Xbox向けのカスタムマップだけでなく、PC向け『Halo Custom Edition』用に作られたマルチプレイマップや、キャンペーンマップなども利用できるようになりました。

たとえば、「Firefight Airlock」のような追加マップをキャンペーンのステージ一覧から選択し、ひとりまたは協力プレイで楽しむことができます。

マルチプレイでは、自分が持っていないカスタムマップをホスト側からダウンロードする機能も追加されています。ダウンロードが中断された場合は、途中から再開することも可能です。

グラフィック面では、「Performance」「Balanced」「Quality」の3種類のプリセットが用意されました。さらに、オブジェクトの影や動的な光源、エフェクトの品質、パーティクルの密度なども個別に調整できます。

また、フレーム補間機能も実装されています。これは30fps相当のゲーム進行に対して補間フレームを生成し、最大60fps相当の表示を可能にするものです。ゲームそのものが常時60fpsで動作するという意味ではない点には注意が必要です。

このほか、「CapUnlocker」プラグインを利用することで、PS Vitaの4番目のCPUコアをバックグラウンド処理に活用する機能も追加されています。テクスチャー処理の改善などと合わせて、マルチプレイ時の負荷軽減が図られています。

導入にはオリジナルのゲームデータが必要

「Halo CE for PS Vita」はGitHubで公開されていますが、配布されているVPKファイルにゲーム本体のデータが含まれているわけではありません。

新規導入には、所有しているXbox版『Halo: Combat Evolved』から用意したマップデータや「default.xbe」などが必要です。また、動作に必要な「libshacccg.suprx」も別途用意する必要があります。

オンライン用のサーバーブラウザーや『Halo Custom Edition』の追加マップを利用する場合は、さらにPC版『Halo』に含まれる「bitmaps.map」「sounds.map」「loc.map」の3ファイルが必要になります。

これらのファイルは、所有している対応PC版や『Halo: The Master Chief Collection』などから取得する方法が案内されています。

なお、PC版の追加ファイルを用意していない場合でも、参加コードを使用したオンライン接続は可能です。

今回のリリースには、導入作業を支援するWindows向けの実験的なインストーラーも含まれています。ただし、作者によるWindows実機での動作検証はまだ行われていないため、利用する場合は注意が必要です。

すでに旧バージョンを導入している場合は、新しいVPKをインストールすることで更新でき、マップやセーブデータ、設定などは引き継がれます。

ベータ版のため、オンライン機能には一部制限も

今回公開された「1.1.0 beta 1」は、あくまでもテストを目的としたベータ版です。

作者による実機検証では、PS Vita2台によるインターネット対戦やマップ共有、オンライン協力プレイなどの動作が確認されています。

一方で、3~4人での協力プレイや、一部の新しいパフォーマンス改善については、実機での検証が完了していません。

また、特定のネットワーク環境ではNATの制限によってオンライン接続に失敗する可能性があるほか、大規模なカスタムマップではメモリー不足や処理速度の低下が発生する場合があります。オンライン参加時にマップキャッシュが原因でエラーになる問題なども報告されています。

作者は、安定した動作を優先する場合は、引き続き安定版の「1.0.3」を使用するよう案内しています。

Xboxを代表するFPSシリーズの原点である『Halo: Combat Evolved』を、携帯ゲーム機のPS Vitaでプレイできるだけでも興味深いところですが、今回の更新によってオンライン対戦やキャンペーン協力プレイにまで遊び方が広がりました。

まだベータ段階ではあるものの、今後の検証やアップデートによって、どこまで完成度が高まっていくのか注目したいところです。

via.Reddit

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