1990年代に活躍したセガの16ビットゲーム機「メガドライブ」向けに、ちょっと変わった新作ゲームが登場しました。
Mike Daw氏が2026年10月5日に公開した『Flowers of Azathoth』は、プレイヤーが蛾になって花から花へと花粉を運び、さまざまな植物を育てていくという育成シミュレーションゲームです。
全部で81種類の花が登場するほか、植物の遺伝的な特徴を調べる要素も用意されています。メガドライブ向けのゲームといえばアクションやシューティングなどを思い浮かべがちですが、本作は植物の成長をじっくり観察するという、ひと味違った作品になっています。
●Flowers of Azathoth(itch.io)
https://mike-daw.itch.io/flowers-of-azathoth
蛾になって花粉を運び、不思議な植物を育てていく
『Flowers of Azathoth』の舞台となるのは、巨大な目に見守られた不思議な庭園です。
プレイヤーは小さな蛾を操作して花から花へと飛び回り、花粉を運ぶことで新たな花を咲かせていきます。こうして生まれる植物にはさまざまな種類があり、中には種子に秘密を隠したものも存在します。
ゲーム内には全部で81種類の花が用意されており、それらを植物図鑑に登録していくことが目標のひとつです。また、ノートを使って花の遺伝的な特徴に隠された秘密を調べることもできます。
さらに、謎めいた存在「Dreamer」の願いを叶えることで庭園が繁栄し、周囲の風景にも変化が現れます。
単純に花を増やしていくだけではなく、どのような特徴を持った植物が生まれるのかを観察しながら、少しずつ庭園を発展させていくゲームとなっています。



30秒間操作しなければ自動で植物の世話をしてくれる
本作には、プレイヤーが操作していない間も庭園の世話を続けてくれる機能が搭載されています。
コントローラーを30秒間操作しないでいると、蛾が自動的に庭園の世話を始めます。その後、再びコントローラーを操作すれば、手動操作に戻すことが可能です。なお、この自動操作機能はオプションで無効にすることもできます。
操作方法も比較的シンプルです。
- 方向キー:蛾を移動させる
- Aボタン:食べる/剪定する
- Bボタン:涙を落とす/花粉を種として落とす
- Cボタン:花を詳しく観察する
- STARTボタン:ポーズ、植物図鑑、ノートの表示
ゲームの進行状況はプレイ中に保存されるため、時間をかけて81種類の花の収集を目指せます。
開発者は本作について、好奇心や忍耐、遺伝をテーマにした、ゆったりと瞑想的に楽しめるゲームと紹介しています。



メガドライブ実機やFPGA、エミュレーターでもプレイ可能
『Flowers of Azathoth』は、ゲーム配信サイト「itch.io」で公開されており、ゲームデータはBIN形式で配布されています。
価格は任意となっているため、無料でダウンロードすることも可能です。ファイルサイズは256KBとなっています。
対応環境としては、フラッシュカートリッジを利用したメガドライブ/Genesis実機のほか、FPGAベースのゲーム機やエミュレーターが挙げられています。
なお、現時点で専用カートリッジ版の販売については確認できていません。
また、itch.ioの公開ページでは、制作にAIの支援を利用したことが明示されており、その対象としてコードが挙げられています。
メガドライブ向けの新作ゲームは現在もさまざまなものが制作されていますが、植物の交配や遺伝的な特徴の観察を題材にした本作は、なかなか珍しい存在といえそうです。
派手なアクションで腕前を競うのではなく、のんびりと花を育てながら新しい発見を楽しむという遊び方は、メガドライブの新たな一面を感じさせてくれます。手元に対応環境がある人は、無料で公開されている本作を試してみてはいかがでしょうか。
via.PDRoms















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