wivi514氏が開発している、Xbox 360用ソフト『Dead Rising 2: Case Zero』と『Dead Rising 2: Case West』の非公式PC向け静的再コンパイル版がアップデートされました。今回の更新では、コントローラーの振動や16:10表示への対応、Steam Deck向けの設定などが追加され、携帯ゲーミングPCでも遊びやすくなっています。
公開されたのは、『Case Zero』のv1.0.2と『Case West』のv1.0.1です。前者は2026年9月10日14時07分59秒、後者は同日15時45分01秒に公開されています(いずれも日本時間)。
●Case Zero v1.0.2
https://github.com/wivi514/Dead_Rising_2_Case_Zero_Xenon_Recomp/releases/tag/v1.0.2
●Case West v1.0.1
https://github.com/wivi514/Dead_Rising_2_Case_West_Xenon_Recomp/releases/tag/v1.0.1
Xbox 360限定の関連作をWindows/Linuxで動かす非公式プロジェクト
『Case Zero』と『Case West』は、『デッドライジング2』に関連するXbox 360向け作品です。『Case Zero』では本編に先立つ物語が描かれ、『Case West』では本編の主人公チャック・グリーンに加え、初代『デッドライジング』の主人公フランク・ウェストが登場します。
今回更新されたPC版は、カプコンやマイクロソフトによる公式移植ではありません。XenonRecompとXenosRecompを利用し、Xbox 360用のプログラムをPC向けに変換する非公式の静的再コンパイルプロジェクトです。
WindowsとLinuxに対応しており、実行にはVulkan 1.3をサポートする環境が必要です。配布ファイルにゲームデータは含まれていないため、利用者自身が所有するXbox Live Arcade版のパッケージを用意する必要があります。
16:10表示や振動に対応し、ランチャーもゲームパッドで操作可能に
両作品の今回の更新では、コントローラーの振動機能が追加されました。Steam Deckの画面に合わせた16:10表示と専用設定も用意されており、MSAAの切り替えにも対応しています。
起動時に使用するランチャーもゲームパッドで操作できるようになりました。このほか、ウルトラワイド表示やカリング、入力、画像表示などに関する複数の修正が含まれています。
Linux版では動作に必要なglibcのバージョンが2.35まで引き下げられました。AppImageやWayland環境に関する問題にも手が加えられており、初期版では起動できなかった環境への対応が進められています。
『Case Zero』ではGPU処理時間の短縮も報告
『Case Zero』v1.0.2では、GPU負荷を抑えるための最適化も行われました。作者の測定によると、1080p、2x MSAAの設定ではGPUの処理時間が8.8ミリ秒から4.0ミリ秒に短縮され、ウォールタイムも22~24パーセント低下したとのことです。
ただし、これは作者の特定環境で得られた結果であり、すべてのPCで同じ性能向上が得られるとは限りません。使用するGPUやドライバー、解像度などによって結果が変わる可能性があります。
『Case West』はシングルプレイに対応、協力プレイは未実装
『Case West』v1.0.1もシングルプレイで進めることができますが、Xbox 360版にあった協力プレイには現在対応していません。また、両プロジェクトともmacOSはサポート対象外です。
既知の問題として、一部のAMD製GPUでは画面上に黒い四角形が表示される場合があると案内されています。導入を検討している場合は、各リポジトリのREADMEとReleaseページで、必要な環境や最新の不具合情報を確認しておくのがよさそうです。















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