古い電源をUSB-C給電へ。『ShockLine』N64・ゲームキューブなど5キットをHyperkinが販売告知

古い電源をUSB-C給電へ。『ShockLine』N64・ゲームキューブなど5キットをHyperkinが販売告知

ゲーム周辺機器メーカーのHyperkinは、レトロゲーム機向けのUSB-C電源・充電キット「ShockLine」シリーズ5製品を販売中であることを、2026年9月4日に公式Xで告知しました。対象となっているのはNINTENDO 64(N64)やゲームキューブをはじめ、ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイアドバンスSP、ニンテンドーDSなどです。

●ShockLine公式製品一覧
https://www.hyperkinstore.com/collections/shockline-power-supplies

ShockLineの特徴は、ゲーム機本体をUSB-C化する改造キットではなく、既存の電源端子や充電端子をそのまま利用してUSB-C系の電源へ置き換えられるところです。長年使ってきたACアダプターや充電器の代替手段になるほか、レトロゲーム機を複数設置している環境では、大型のACアダプターによる電源タップ周辺の混雑を減らす用途も考えられます。Hyperkin公式ストアでは現在5製品が掲載されています。

据置機から携帯機まで5種類をラインアップ

ShockLineとして販売されている5製品と、メーカーが示している対応機種・価格は以下の通りです。

製品メーカー記載の対応機種価格
ShockLine USB-C Power Supply for N64NINTENDO 6424.99米ドル
ShockLine USB-C Power Supply Kit for GameCubeゲームキューブ24.99米ドル
ShockLine USB-C Power Supply for Retro Consolesファミコン/スーパーファミコン/NES/SNES/Sega Genesis Model 124.99米ドル
ShockLine USB-C Charging Cable Kit for GBA SP & DSゲームボーイアドバンスSP/ニンテンドーDS19.99米ドル
ShockLine USB-C Charging Cable Kit for 3DS 2DS DSiニンテンドー3DS/2DS/DSi19.99米ドル

ここで注意したいのが、USB-Cを利用する製品だからといって、すべて同じ条件のUSB-C電源で動作するわけではないことです。Hyperkinは製品ごとに必要な出力条件を指定しており、据置機ではN64用とファミコンなどに対応する共用キットが30W/9V、ゲームキューブ用が45W/12Vとなっています。携帯機向けの2製品については10W/5Vが指定されています。

また、対応機種についてもメーカー表記に従う必要があります。たとえば携帯機向けは「ゲームボーイアドバンスSPとニンテンドーDS」、もう一方が「ニンテンドー3DS、2DS、DSi」とされており、通常のゲームボーイアドバンスやニンテンドーDS Liteなどまで対応すると読み替えることはできません。

N64用は30W/9V、ゲームキューブ用は45W/12V

N64用のShockLineは24.99米ドルで、30W/9VのUSB-Cウォールアダプター、6フィート(約1.8m)のUSB-C to USB-Cケーブル、N64の電源端子に接続する専用ケーブルがセットになっています。付属のウォールアダプターはUSプラグ仕様です。

使い方としては、本体を分解してUSB-C端子を増設するのではなく、N64にもともと備わっている電源端子へ専用ケーブルを接続します。そのため、本体側を改造することなく、従来の電源ユニットをShockLineへ置き換える構成です。Hyperkinは、N64を動作させるには30W/9VのUSB-C電源を使用する必要があると明記しています。

ゲームキューブ用も基本的な構成は同様で、価格は24.99米ドル。ただし必要な電源は45W/12Vとなっています。セットには45W/12VのUSB-Cウォールアダプター、6フィートのUSB-C to USB-Cケーブル、ゲームキューブの電源端子に接続する専用ケーブルが含まれています。こちらの付属電源もUSプラグ仕様です。

つまり、N64用とゲームキューブ用は見た目こそ同じShockLineシリーズですが、要求される電源条件は異なります。手元にあるUSB-C充電器を流用する場合も「USB-C端子がある」というだけで判断せず、各製品でHyperkinが指定している条件を確認する必要があります。

ファミコンやスーパーファミコン向けは2種類の変換端子を同梱

「ShockLine USB-C Power Supply for Retro Consoles」は、ファミコン、スーパーファミコン、NES、SNES、Sega Genesis Model 1を1製品でカバーするキットです。価格は24.99米ドルで、こちらも30W/9VのUSB-C電源が指定されています。

付属するのは30W/9VのUSB-Cウォールアダプター、6フィートのUSB-C to USB-Cケーブルに加えて2種類のバレルコネクターです。ひとつはNES/Genesis Model 1/ファミコン用、もうひとつはSNES/スーパーファミコン用とされています。複数のレトロゲーム機を所有している場合に、同じキットを対応機種間で使い分けられる構成になっています。

古いゲーム機を何台もテレビ周辺に設置すると、それぞれのACアダプターやケーブルが必要になり、電源タップ周辺が混雑しやすくなります。ShockLineは単に古い電源が故障した場合の交換候補というだけではなく、こうしたレトロゲーム環境の電源や配線を整理するという方向でも利用できそうです。

日本から購入する場合の条件は要確認

Hyperkin公式ストア上ではShockLineの5製品が購入可能な状態になっていますが、日本への配送可否や送料、国内販売店での取り扱い、国内価格については今回確認できていません。

また、据置機向け製品などに付属するUSB-CウォールアダプターはUSプラグ仕様と記載されています。これだけを根拠に日本国内での使用条件や適合性まで判断することはできないため、日本から購入する場合は販売条件や電源仕様を確認したうえで検討したほうがよさそうです。

今回確認できた新しい動きは、Hyperkinが2026年9月4日に公式XでShockLine 5製品を「Available now」と案内したことです。一方、公式ストアで最初に受注を開始した日時や商品ページが初公開された日時までは確認できていないため、「9月4日に発売された新製品」と断定するのではなく、同日時点で販売中であることが告知された製品として捉えるのが正確です。海外メディアのRetro Dodoも9月4日付の記事で5製品の販売を紹介しています。

via.Retro Dodo

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