Taki Udon氏の『MiSTer Pi』や『Replay2』など、MiSTer FPGAを動かすためのDE10-nanoボードの互換アイテムがいくつか登場してきたということもありますます盛り上がりをみせていますが、そこに新たなライバルが登場しそうです。
イギリスを拠点に活動するHeber社が現在開発した『Multisystem』は、コンソールゲーム機に近い体験ができることを目指したMiSTer FPGA用のマザーボードですが、さらにそれがパワーアップし『Multisystem 2』として2025年に発売される予定です。
MiSTer FPGAといえば、メインのDE10-nanoボードにIOボードやUSBハブなどをサンドイッチしたようなスタイルがおなじみですが、この『Multisystem 2』ではDE10-nanoボードまたは互換ボードなどは一切不要で、IOボードやRAMなども用意する必要がありません。つまり、マザーボードの上にすべてが一体化して用意されているとのこと。
『Multisystem』で実現していたカートリッジとの下位互換性も確保されており、さらに新たな機能やプラットフォームの機能も拡張される予定となっています。今のところ価格は明らかになっていませんが、同社はできるだけ安く提供したいと考えているようです。
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