FPGAベースの全部入りセガハード『SuperSega』の開発者はセガから訴えられることには楽観的? ライブQ&Aの質問には回答を濁す場面も

FPGAベースの全部入りセガハード『SuperSega』の開発者はセガから訴えられることには楽観的? ライブQ&Aの質問には回答を濁す場面も

今年に入って大きな注目を集めているハードのひとつが、マスターシステム、メガドライブ、セガサターン、メガCD、ドリームキャストなど、セガでリリースされたハードをFPGAで再現し1台のゲーム機で遊べるようにしたマシンの『SuperSega』です。

同マシンが発表されて以来、そもそも製品名にセガの名前を使っていることから訴訟を起こされるのではないかと考えられるものの、プロジェクトリーダーのAlejandro Martin氏は質問に対し、「苦情が来れば間違いなく名前を変えるだろうが、私はそうしないと思う」と答え、なぜか楽観的に考えているようです。

FPGAに特化したYouTubeチャンネルを運営しているPixel Cherry Ninja氏は、プロジェクト関係者とのライブQ&Aをするという提案を受け入れシステムに関する技術的な質問を多数投げかけたものの、それらの質問にはほとんどまともな回答がありませんでした。

またPixel Cherry Ninja氏がAlejandro Martin氏と話し、FPGAシステムでドリームキャストのような強力なハードウェアがどのように動作するのかについて詳細な質問をしましたが、こちらも「私はFPGA開発者ではない」と言われてしまい、テクニカルな質問はほとんどできない状態となってしまいました。

なにやら怪しげな雰囲気が漂ってきていますが、、チームがコンソールに採用する予定のVirtex Ultrascale+ FPGAチップ自体は非常に強力であるため、MiSTer FPGAやAnalogue Pocketなどで採用されているものよりも、確実に強力であることは明言しています。

まだまだ不明瞭なところが多いものの、今後の動向にも注目していきたいところですね。

via.Time Extension

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。