FPGAベースの新たなプラットフォーム『MARS FPGA』は計画通りに進んでおり6月にお披露目予定

FPGAベースの新たなプラットフォーム『MARS FPGA』は計画通りに進んでおり6月にお披露目予定

MiSTer FPGAの対抗馬として注目を浴びたMARS FPGAプロジェクト。一部では、プロジェクトそのものに懐疑的な人も居ますが、これらはプロジェクトのチームリーダーであるatrac17氏の家族の病気が影響しており、ゲーム機を作ることよりもそちらを優先していることが影響していることがわかりました。

Todd Gill氏のXによると、MARS FPGA自体の計画は順調に進んでおり、今年の6月に開催されるTooManyGamesでハードウェアとゲームを披露する予定であると述べています。また、それに先駆けて、ライブストリーミングも行われる可能性があるとのこと。

またそれを裏付けるように、atrac17氏もMARS FPGA上で『Mortal Kombat 2』がプレイ可能になると述べています。

MARS FPGA(Multi Arcade and Retro System)は、Titanium Ti180 FPGA チップをベースにしており、MiSTer FPGAで採用されている10年前のDE10-Nano Cyclone V FPGAと比較すると、非常に優れた性能を持っています。価格は$699(日本円で約10万円)と高価ですが、同チームには、先ほどのTodd Gill氏に加えて3DOやドリームキャストのエミュレーター開発者として知られるFelix氏やRetroTINKの開発者であるMike Chi氏も参加しています。

via.Time Extension

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。