GBA『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲』を好きな高音質BGMで楽しめる!RetroArch向け音楽差し替えMODが公開

GBA『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲』を好きな高音質BGMで楽しめる!RetroArch向け音楽差し替えMODが公開

ゲームボーイアドバンス(GBA)向けに発売された『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲(Castlevania: Aria of Sorrow)』のBGMを、好きな音楽ファイルに差し替えられる非公式MOD「Castlevania: Aria of Sorrow High Quality Music」が公開されました。

本MODは、エミュレーター「RetroArch」のmGBAコアを改造したもので、ゲーム内容や効果音はそのままに、BGMだけをユーザーが用意した高音質なWAVファイルへ置き換えられるのが特徴です。

開発者のvictorhpf97氏がGBAtempで公開したもので、現在はWindows版RetroArch向けのファイルがGitHubで配布されています。

●Castlevania: Aria of Sorrow High Quality Music(GitHub)
https://github.com/victorhpf97/Aria-of-Sorrow-High-Quality-Music

ゲームの効果音はそのまま!BGMだけを自由に差し替え可能

『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲』は、2003年に発売されたGBA向けのアクションゲームです。魅力的なBGMも特徴のひとつですが、携帯ゲーム機であるGBAのハードウェアには音質面での制約がありました。

今回公開されたMODは、こうした制約を受けずに、好みの音源でゲームを楽しめるようにするものです。

仕組みとしては、改造されたmGBAコアがゲーム内で再生される楽曲のIDを検出し、それに対応した外部WAVファイルが存在する場合に、元のBGMをミュートして代わりに再生します。

たとえば、オリジナルのBGMをアレンジ版やリマスター版などに差し替えることで、いつもとは違った雰囲気でゲームを楽しめます。

一方で、攻撃音や敵の効果音といったサウンドはオリジナルのまま維持されます。そのため、ゲームそのもののプレイ感覚を大きく変えずに、音楽だけを変更できるのが魅力です。

また、すべての楽曲を変更する必要はありません。好きな曲だけを差し替えることも可能で、対応するWAVファイルが見つからない場合は、自動的にGBA版のオリジナルBGMが再生されます。

セーブステートにも対応しており、ゲームの進行に合わせた楽曲の自動切り替えも行われます。

導入方法は?曲のIDに合わせてWAVファイルを配置するだけ

本MODを利用するには、GitHubで公開されている改造版mGBAコアをRetroArchへ導入する必要があります。

基本的な手順は、配布ファイルに含まれる「mgba_libretro.dll」をRetroArchの「cores」フォルダーへコピーし、音楽ファイルを「aria-high-quality-music」フォルダーに配置するというものです。

ただし、既存のmGBAコアを上書きする可能性があるため、導入前にバックアップを取っておくと安心です。

音楽ファイルは、ゲーム内の楽曲IDに対応したファイル名にする必要があります。たとえば、以下のような組み合わせが設定されています。

楽曲ファイル名
Ruined Castle Corridor2.wav
Dance Hall5.wav
Final Decisive Battle18.wav
Battle for the Throne19.wav

「Dance Hall」のBGMだけを変更したい場合は、対応する音楽ファイルを「5.wav」という名前で配置すればOKです。それ以外の楽曲はオリジナルのまま再生されます。

なお、WAVファイルには以下のフォーマットが指定されています。

  • 形式:WAV
  • 音声コーデック:16bit PCM(符号付き)
  • サンプリングレート:32768Hz
  • チャンネル:モノラルまたはステレオ

一般的な44.1kHzや48kHzのWAVファイルをそのまま利用するのではなく、指定された形式へ変換する必要があります。GitHubのREADMEでは、FFmpegを使った変換方法も紹介されています。

現在はWindows版RetroArch向けに公開

現時点でメインの配布ファイルが対応しているのは、Windows版RetroArchです。

GBAエミュレーター「mGBA」をベースにしていますが、通常のmGBA単体版に導入するMODではなく、RetroArch向けの改造コアとして提供されています。

また、開発者はXbox Series X|S向けの別リポジトリも案内しています。ただし、メインプロジェクトのREADMEでは別バージョンまたは今後の対応として扱われているため、まずはWindows版を中心に考えたほうがよさそうです。

なお、GitHubでは楽曲IDの一覧も公開されていますが、ID22~45については、現在もテストや対応付けが進められている段階です。一部には重複する楽曲や環境音などが含まれている可能性があり、すべての楽曲を完全に差し替えられることが保証されているわけではありません。

ゲームROMや音楽ファイルは別途用意が必要

注意したいのは、本MOD自体にゲームROMや市販のサウンドトラックなどが含まれていないことです。

GitHubで公開されているのは改造版mGBAコアや関連するソースコードなどで、実際に差し替えるWAVファイルはユーザー自身で用意する必要があります。

音楽ファイルについても、自作したものや利用許可を得たものなど、権利上問題のない音源を使用することが求められています。

また、本MODはファンによる非公式プロジェクトであり、コナミや任天堂、RetroArch、mGBAなどの公式プロジェクトとは関係ありません。

今回のMODは、GBAの音源そのものを高音質化するものではありませんが、お気に入りのアレンジ曲などを組み合わせることで、『悪魔城ドラキュラ 暁月の円舞曲』を新鮮な雰囲気で楽しめるのが面白いところです。

オリジナルのゲーム体験を維持しながら、音楽だけを自分好みに変更したいという人には、なかなか興味深いMODではないでしょうか。

via.GBAtemp

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