AndroidでPS2メモリーカードを管理できる「SAVESX2」v1.7.2公開。書き込み中断時の破損対策を追加

AndroidでPS2メモリーカードを管理できる「SAVESX2」v1.7.2公開。書き込み中断時の破損対策を追加

Android向けのPlayStation 2メモリーカード管理・編集ツール「SAVESX2 – PS2 Memory Card Reader & Editor for Android」のv1.7.2が、2026年9月18日に公開されました。

今回のアップデートでは、AndroidのStorage Access Framework(SAF)経由でメモリーカードを書き込む際の処理が改善。いったん一時キャッシュファイルへデータを書き出してから保存先へ転送する「Atomic SAF storage writing」が追加され、書き込み処理が途中で中断された場合のファイル破損リスクを抑える仕組みが導入されています。

●SAVESX2 GitHub Releases
https://github.com/mininxd/SAVESX2/releases

●SAVESX2 GitHub Repository
https://github.com/mininxd/SAVESX2

AndroidだけでPS2のメモリーカードを閲覧・編集できるツール

「SAVESX2」は、Androidスマートフォンやタブレット上でPlayStation 2のメモリーカードを閲覧、管理、確認、バックアップ、編集できるオープンソースのツールです。

PCSX2やARMSX2、AetherSX2、NetherSX2といったエミュレーター環境で使用されるメモリーカードに対応しているほか、開発者によるとUSB OTGアダプターやSDカードを利用してセーブデータを管理する実機PS2ユーザーの利用も想定されています。AndroidのSAFに対応しているため、内部ストレージだけではなくSDカードやUSB OTGドライブ上のファイルを読み込み、編集や書き出しを行うことができます。

メモリーカードは標準的な8MBに加えて、16MB、32MB、64MB、128MBの作成に対応。ECC付きのメモリーカードとRAW形式の相互変換や、PCSX2で利用できるフォルダー型メモリーカードの読み込みにも対応しています。

一時ファイルを経由して書き込むことで破損リスクを軽減

v1.7.2で追加された大きな変更点が、「Atomic SAF storage writing」です。

従来のように保存先のDocument URIへ直接処理するのではなく、まずメモリーカードのデータを一時キャッシュファイルへステージングし、その後に保存先へ書き込む方式に変更されています。これにより、書き込みの途中で処理が中断された場合に、保存対象のメモリーカードファイルが破損するリスクを抑えることができます。

PS2のメモリーカードには長年遊んできたゲームのセーブデータが保存されている場合もあるだけに、こうしたデータ安全性に関わる改善は実用面でも重要なアップデートといえそうです。ただし、今回の仕組みですべてのデータ破損を防げることが保証されているわけではないため、大切なデータを編集する場合は別途バックアップを用意しておいたほうがいいでしょう。

undo/redoやHex Viewerの処理も改善

このほかv1.7.2では、undo/redo時の処理も修正されています。セーブデータのプロテクト設定やタイムスタンプを変更した際にディレクトリエントリーをその場で更新するように変更され、undo/redoによる状態復元の精度が改善されています。

また、undo/redoを実行したあとも、デコード済みのセーブアイコンを保持するようになりました。これによりアイコンを再読み込みする必要がなくなり、画面上でのちらつきも抑えられています。

内蔵されているHex Viewerについても、1バイトごとに行われていた文字列変換処理を事前計算したルックアップテーブルへ変更するなどの最適化を実施。スクロール時に発生する処理負荷やガベージコレクションの負荷を減らし、表示パフォーマンスが改善されています。アプリのバージョンコードは20になりました。

PSUやMAX、CBSのインポートにも対応

SAVESX2では、PS2のセーブデータを扱うための各種形式にも対応しています。

PSU形式はインポートとエクスポートに対応しているほか、Action Replay MAXの「.max」やCodeBreakerの「.cbs」を展開してインポートすることが可能。セーブフォルダーをZIP形式で書き出す機能も備えています。

さらにPS2の「icon.sys」に含まれるShift-JIS/CP932の日本語タイトル表示や、セーブデータに設定されている3Dアイコンの表示にも対応。9月15日に公開されたv1.7.0では3Dセーブアイコンのアニメーション表示などが追加され、9月18日07:05公開のv1.7.1では3Dアイコンを非同期で読み込むことでメモリーカードを素早く開けるようにするなど、短期間で機能改善が続けられています。

PS2実機のセーブデータをバックアップしたい場合はもちろん、実機とエミュレーター環境のあいだでセーブデータを管理したい場合にも活用できそうなツールです。

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