X(エックス)やスターフォックスが誕生するきっかけになった幻のゲームボーイソフトのデモが発見される

X(エックス)やスターフォックスが誕生するきっかけになった幻のゲームボーイソフトのデモが発見される

Video Game History Foundationは、任天堂の歴史においても非常に重要なゲームボーイソフト『Eclipse』のプロトタイプを発見したと発表ました。このデモは、Argonautが任天堂に販売した3Dゲームです。それだけではなく、その後1992年5月29日にゲームボーイ用ソフトとして発売された『X(エックス)』と、その後の『スターフォックス』に繋がるものとなっていました。

『Eclipse』というゲーム自体は、元『スターフォックス』の開発者など様々なインタビューでも語られてきたソフトのデモですが、ほとんどの人たちはこれまで見ることも遊ぶこともできない状態にありました。

『Eclipse』を開発したのは、イギリスのロンドン北部にあるゲーム開発会社のArgonaut Softwareです。ジェズ・サン氏が率いる同社は家庭用コンピューターの3Dゲームを作ることを専門にしており、そこに若干17歳でプログラマーとして採用されたのがディラン・カスバート氏です。

「私がArgonautに入社して4~5ヵ月経った頃だったかな……ジェズが言ったんですよ。西で新しく発売されたものがあるんだ、それがゲームボーイってやつさ。そして私は、『ああ、それは何?』と言ったんです。その後、彼はひとつ持って帰ってきました」

Argonautのチームの中でも、8ビットマシンのプログラミングの経験があったカスバート氏。そこから、ゲームボーイの開発に最適な人物として彼はジェズ氏に選ばれました。

X(エックス)やスターフォックスが誕生するきっかけになった幻のゲームボーイソフトのデモが発見される

「Argonaut、特にジェズは何でも3Dにできるという自負心を持っていました。ゲームボーイを見たとき、3Dが動くことを証明できるチャンスを見出したのではないかと思います。なぜなら、それは明らかに2Dのマシンだったからです。そのため、誰もが3Dに取り組むなんて考えは持っていませんでした。そこで私たちは、よし、やってみようと思ったんです」

開発キットを持っていなかったため、『テトリス』や『マリオ』のカートリッジなどをハッキングして3Dエンジンを開発したカスバート氏。そこで生まれたソフトが『Eclipse』というゲームのデモに繋がっています。

さらに詳しい情報については、Video Game History Foundationで公開されているブログをチェックしてみてください。

●ECLIPSE: 任天堂に 3D を販売したデモ
https://gamehistory.org/eclipse-the-demo-that-sold-3d-to-nintendo/

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