HyperMegaTechが、『Evercade』のカセットとも互換性のある携帯ゲーム機『Super Pocket』を発表。価格は59ドルで10月に発売。予約受付は7月14日から開始

『Evercade』の販売メーカーとしてもしられるBlaze Entertainmentが、新しいレトロゲーム機のブランド「HyperMegaTech」と、今後発売される製品についての詳細を発表しました。

ブランド自体は2023年4月に発表されていましたが、彼らはこの新たなブランドを立ち上げた理由についてメディアのインタビューに以下のように答えています。

Evercadeは古典的なゲーム体験を再現することに重点を置いていますが、Blaze Entertainmentの専門知識は複数のエンターテイメント製品業界を網羅しています。今回のHyperMegaTechにより、複数のプロパティとライセンサーを使用してさまざまな製品を製造できるようになります

どうやら新たなブランドを立ち上げることで、従来までの『Evercade』以外の製品やレトロゲームのニッチな分野について、より多くのコラボレーションが可能になると考えたようです。

携帯型ゲーム機の『ハイパーメガテック スーパーポケット』

HyperMegaTechより発売される携帯ゲーム機が、『Super Pocket』です。こちらからは、カプコンとタイトーとコラボレーションしたモデルが発売されます。『Super Pocket』の各モデルの価格は59ドルで、発売は2023年10月の予定。予約は2023年7月14日から開始されます。

スーパーポケット カプコンエディション

『スーパーポケット カプコンエディション』には、『ストリート ファイター IIターボ ハイパー ファイティング』、『ファイナル ファイト』、『大魔界村』、『1942』、『キャプテンコマンドー』、『ロックマン』といったタイトルを含む、全12タイトルのゲームが収録されています。

本体はカプコンカラーでもある青と黄色が基調になっており、画面ベゼルにはカプコンのロゴマークが表示されます。

スーパーポケット タイトーエディション

『スーパーポケット タイトーエディション』には、『スペース インベーダー』、『オペレーションウルフ』、『ニュージーランド ストーリー』、『バブル ボブル』、『エレベーター アクション』といった全17タイトルのゲームが収録されています。

本体はグリーンとブラックの組みあわせになっており、こちらも『スーパーポケット カプコンエディション』同様に、画面ベゼルにはタイトーのロゴマークが表示されます。

Evercadeのカートリッジとも互換性あり

この『Super Pocket』のユニークな特徴は、『Evercade』のカートリッジとも互換性があるところです。そのため、すでに存在するライブラリーを追加することで、500種類以上のゲームを楽しむことができます。また、価格帯も『Super Pocket』は『Evercade』の廉価版といった位置づけになっており、入手しやすいところもポイントといえます。

上記のモデルに加えて、それぞれのクリスタルカラーバージョンも用意されています。こちらは、2000台限定で119.99 ポンド/139.99 ユーロで販売されます。

ちなみに、元記事によると投稿の内容がわかりにくいため上記の値段はそれぞれの値段なのかふたつ合わせたセットのものなのかは不明とのこと。

via.RetroDodo

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高島おしゃむ

ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。