Raspberry Pi Picoを活用したPlayStation用メモリーカードプロジェクト『PicoMemcard』

Raspberry Pi Picoを活用したPlayStation用メモリーカードプロジェクト『PicoMemcard』

イタリア在住のハッカーDanieleGiuliani氏が、4ドルのマイクロコントローラーボード『Raspberry Pi Pico』を利用した初代PlayStation用メモリーカードのオープンソースプロジェクトを考案しました。

『PicoMemcard』と呼ばれるこちらのプロジェクトは、PlayStationのメモリーカードを忠実にシミュレーションし、USBを介してセーブデータのインポートとエクスポートができます。また、他のメモリーカード間でセーブデータのコピーができるほか、オリジナルのメモリーカードより安価で実現できるというメリットがあります。

●PicoMemcardのGithub
https://github.com/dangiu/PicoMemcard

DanieleGiuliani氏がによるRedditの投稿によると、プロジェクトはふたつのバージョンが機能しており、下の写真の右はオリジナルのバージョンでRaspberry Pi Picoをメモリーカードのピンに配線したものとなっています。メモリーカードの標準機能が機能させなくするために、ストレートもカットされています。

先ほどの写真の左側は、Raspberry Pi PicoをシンプルなカスタムPCBに収納した改良版です。こちらのプロジェクトが軌道にのれば、他の誰かが新たな3Dプリントケースをデザインするかもしれません。

この『PicoMemcard』は、ひとつのメモリーカードとして機能するもので、複数のメモリーカードのデータを保存できる『MemcardPro』とは異なります。興味がある人は、『PicoMemcard』のGithubをチェックしてみましょう。

via.RetroRGB

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。