気が付けばあっという間に時が過ぎ、2023年を迎えました。ここ最近レトロゲーム界隈でも様々な最新ハードウェアがリリースされているということもあり、お財布の中身がさみしく感じている人も多いのではないでしょうか!?
という与太話は置いといて、今回は恒例ともいえる2023年に入手したいレトロゲーム互換機関連のハードウェアをピックアップしてみました。
もはや最高を通り越した最強へ『Analogue Pocket』
もともとその作りの素晴らしさもあり、所有感を満たしてくれるアイテムでもあった『Analogue Pocket』。ゲームボーイやゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスに加えて、別売りのアダプターを入手することでゲームギアやPCエンジン、Atari Lynx、ネオジオポケットなどにも対応することが可能です。
しかし、この『Analogue Pocket』がさらに大化けしてモンスターマシンと化したのは、openFPGAと呼ばれるプラットフォームに対応してからです。現時点で特別な改造やアダプターなどを用意する必要もなく、ファミコンやスーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジン、アーケードゲームなど、多様なレトロゲームが動かせるように進化を遂げています。
出荷時期は不明ですが、現時点で公式サイトで注文は可能となっているので、興味がある人はチェックしてみてください。
●Analogueの公式ストア
https://store.analogue.co/
発売が待ち遠しいCD-ROM2対応のPCエンジン互換機『Analogue Duo』
2020年10月17日の発表からすでに2年と3ヵ月ほどがたちましたが、いまだにプレオーダーすら開始されていないPCエンジン互換機『Analogue Duo』。ちょうどコロナ渦の影響をモロ被りした格好になってしまった感じですが、そろそろアナウンスがあってもおかしくない時期です。
FPGAベースの互換機でありながら、物理的なドライブを搭載しているという点でもユニークですが、そのスタイリッシュなデザインも所有感を大いに満たしてくれそうな感じがします。
●Analogue Duo公式サイト
https://www.analogue.co/duo
今がラストチャンス『Super Nt』&『Mega Sg』
Analogueから発売されている、FPGAベースのスーパーファミコン互換機『Super Nt』と、同じくFPGAベースのメガドライブ互換機『Mega Sg』ですが、いずれも終売がアナウンスされています。2023年1月1日時点では、まだどちらも注文が可能となっており、まさにこれがラストチャンスとなりそうです。
Analogueのマシンは総じて品質が高く、ゲーム機としても素晴らしいモノばかりです。レトロゲーム互換機の中でも、頭ひとつかふたつ以上飛び出している感じすらします。それゆえに、通常販売されているときでも入手な困難なマシンになっています。
●Analogueの公式ストア
https://store.analogue.co/
『POLYMEGA』がNINTEND64対応にストアもオープン? 再度人気に火が付くか?
ハード自体よりも、ビジネス的にのらりくらりを繰り返していることでゴシップ的なネタにことかかないレトロゲーム互換機の『POLYMEGA』。実際に1度は手に入れて触ってみると分かりますが、想像以上に良くできたハードになっており、自分のバーチャルなライブラリーを増やしたくなるという不思議な魅力を持っています。
その『POLYMEGA』ですが、なんと昨年末に突然NINTENDO64に対応したモジュールの『EM05 – ウルトラモジュールセット』の予約受付を開始しました。また、かなり前にアナウンスがあったオンラインストアのほうも動きがあるようで、そろそろ公式に発表がありそうな雰囲気です。
出来れば多くの人に手に入れてほしいマシンではあるのですが、現在公式ストアで購入しても、はたしてそこに書かれている日程通りに付くかはまったくわかりません。その勇気があるもののみが手に入れられるマシンだといえそうです!?
●POLYMEGA公式ストア
https://polymega.com/collections/all
触ればわかるその素晴らしさ『Steam Deck』
2022年12月17日より、日本でも出荷が開始されたゲーミングUMPCの『Steam Deck(スチームデック)』。ゲーム機としての素晴らしさは知ってはいたのですが、実際に手に入れてわかったのはその奥深さとパフォーマンスのバランスの良さです。
Steamという最強のPCゲームプラットフォームを持っているという強みに加えて、ほかのPCゲーム配信プラットフォームのゲームもある程度動かすことができます。さらに、エミュレーターも大量に対応しているので、新旧問わず全てのゲームライブラリーをこのマシン1台に集約するということも夢ではありません。
ユーザー同士のコミュニティも発達しており、様々な情報が日夜飛び交っているところも、この『Steam Deck』の魅力のひとつといえるでしょう。価格は5万円代から用意されており、マシン自体を自分でカスタマイズしていくという腕に自信があるかたなら、そちらを選ぶのもひとつの手です。
●Steam Deckの販売サイト(KOMODO)
https://steamdeck.komodo.jp/product/steam-deck/
ということで、現時点で分かっている範囲で注目のハードや是非とも手に入れておきたいレトロゲーム互換機関連のハードをご紹介してきました。いずれもどちらかというとメジャーなモノばかりですが、今年はもっと新しいハードに出会いたいですね!