様々なFPGAベースのレトロゲーム互換機を発売しているAnalogueが、公式ツイッターで日時のみをツイート。背景に使われているカラーなどから、年内に発売される予定の新型携帯ゲーム機『Pocket』に関する情報であると予想されます。
『Pocket』は、エミュレーターではなくオリジナルのハードウェアをFPGAと呼ばれるチップのなかで再現したマルチビデオゲームシステムの携帯ゲーム機です。2780種類以上のゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイアドバンスのゲームカートリッジと互換性があるほか、シンセサイザーとシーケンサーを内蔵した、デジタルオーディオワークステーションとしても利用出来るのが特徴です。
また、ほかのレトロな携帯ゲーム機に対応するためのカートリッジアダプターを利用することで、ゲームギアやネオジオポケットカラー、Atari LynxなどもエミュレーションなしのFPGAで遊ぶことができます。
『Pocket』には、クラス初の3.5インチ、615ppiのLCDが採用されています。解像度は1600×1440で、なんとオリジナルのゲームボーイと比較して10倍もの解像度でゲームを楽しむことができます。
それに加えて、プロレベルの色精度やダイナミックレンジ、高輝度など、これ以上にない高度なディスプレイが採用されています。
ゲームだけじゃない! ライブも可能なデジタルオーディオワークステーションとしても利用可能
『Pocket』はゲームを遊ぶだけではなく、「Nanoloop」と呼ばれるデジタルオーディオワークステーションが組み込まれています。これはシンセサイザーとシーケンサーで、音楽の制作やライブパフォーマス用に設計されたものです。音楽をキャプチャーしたり、ライブで再生することも可能です。
専用ドック「Analogue Dock™」でテレビに出力も可能
携帯ゲーム機で遊ぶ以外に、「Analogue Dock™」を利用することで、ドックに入れて直接外部ディスプレイやテレビに映像と音を出力することもできます。ゲームのコントロールには、ワイヤレス接続された8BitDo Bluetoothコントローラーをドックと同期させてコントロールすることも可能。もちろん、USBコントローラーを直接接続することもできます。
『Pocket』の販売価格は199ドル(約2万1000円)。2020年内に数量限定で出荷される予定です。
●Analogue – Pocket
https://www.analogue.co/pocket/