Steam Deckでエミュレーターを一括セットアップしてくれる便利ツールの『EmuDeck』が、新たなバージョン2.1にアップデートされました。
今回の更新では、新しいエミュレーターとして『mGBA』(ゲームボーイアドバンス)や『MelonDS』(ニンテンドーDS)、『Mupen GUI』(NINTENDO64)と、新しいRetroArchコアが追加されたほか、Cemu (AppImage) と Yuzu (早期アクセス) の上級者向けオプションが追加されています。
また、ゲームの転送もUSB転送ウィザードを使うことで、簡単に行えるようになっています。
●EmuDeck 2.1 の紹介
https://www.emudeck.com/emudeck-21.html
EmuDeck Store
EmuDeck Storeが新たに追加され、自作のコレクションからゲームを参照して選択的にダウンロードが可能になりました。
UI/UXの微調整
ユーザーインターフェイスも一新されています。人気のある新しい機能はクイックアクションセッションに。新しい集中型ホームページにEmuDeckコンプレッサー、クイック設定、クラウドバックアップ、BIOSチェッカーなど、目的のツールが簡単に見つけられるようになりました。
USB Transfer Wizard
ゲームの転送がこれまで以上に簡単になりました。「USB Transfer Wizard 」(USB転送ウィィザード)は、ROMとBIOSをUSBドライブから自動的にインポートしてくれるようになります。
エミュレーターの管理
EmuDeckがエミュレーターの構成を更新したときに通知が表示されるようになります。ワンクリックでエミュレーターの構成をデフォルトにリセットすることもできます。また、エミュレーターの再インストールやアンインストールも行えます。また、実験的なエミュレーターであるXbox 360のXeniaのインストールも可能です。
インストールの移行
EmuDeckのインストールを、Steam Deck内部のストレージからSDカードに、またその逆にする場合も簡単に移行できるようになりました。
クラウドサービスマネージャー
お気に入りのストリーミングサービスをSteamに追加することができます。おもに、エンターテイメントとゲームがカバーされています(Chiaki、Moonlight、Netflix、Parsec、Disneyなど)。
Steam ROM マネージャー
ふたつの新しいEmuDeckキュレーションテーマである「EmuDeck」と「Deck」が登場。EmuDeckのテーマは、シンプルで魅力的に設計されています。Deckテーマは、上級ユーザー向けに設計されたものです。エミュレーターの管理ページにアクセスして、使用するテーマを選ぶことができます。
オートSteam入力プロファイル
新しいSteam ROMマネージャーの機能により、Steam入力プロファイルを自動的に適用されるようになります。これらの変更は、新たに追加されたゲームのみに影響するため、Steam ROMマネージャーを再実行する必要があります。
また、新しいEmulationStation-DE プロファイルとして、左のトラックパッドを使いその場でエミュレーターのプロファイルが選択できるようになりました。