昨年所有者が120万ドルのオファーを断ったことでも話題となった、幻の任天堂プレイステーション。そのオークションが2020年2月13日より開始されました。本稿を執筆している時点(2020年2月14日11時)での入札価格は28万ドルで、現地時間の2020年2月27日19時まで開催されます。
●オークションページ:Nintendo Play Station Super NES CD-ROM Prototype – Sony and | Lot #93060 | Heritage Auctions

元々、スーパーファミコンの周辺機器のCD-ROMドライブとして開発が進めてられていた、こちらのプロトタイプ。1991年6月に行われた家電の見本市「CES」でソニーが本機を発表したものの、任天堂ははしごを外す形でフィリップスとの提携を発表。そのまま市場に出ることはありませんでした。
その後、開発コードネームだった『プレイステーション』の名前が付けられたゲーム機がソニーから発売され、任天堂一強だった家庭用ゲーム機の市場を大きく塗り替えていくことになります。
さて今回出品されているものですが、200機作られたといわれるプロトタイプの最後のものだと言われています。スーパーファミコンのゲームが遊べるほか、CD-ROMドライブも利用が可能で、専用ゲームこそ無いものの音楽CDの再生はできるとのこと。
コントローラーポートの左側には、ヘッドフォン端子と独立したボリュームダイヤルも用意されています。映像出力はS端子のほかスーパーファミコン用のマルチ出力ポートが備えられています。
ちなみに「NEXT」とラベルが付けられたポートもあるそうですが、こちらの用途は不明です。




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