ゲームボーイカラー互換機の『Chromatic』は正確なディスプレイを作るめに多額の投資をした

ゲームボーイカラー互換機の『Chromatic』は正確なディスプレイを作るめに多額の投資をした

Oculus創業者のパルマー・ラッキー氏が開発した、FPGAベースのゲームボーイカラー互換機『Chromatic』。同氏がディスプレイについての質問に対してXで行った投稿によると、同機に採用されているディスプレイには正確性を保つために多額の投資がおこなわれているそうです。

私は、サブピクセル レベルまで正確なカスタム ディスプレイの開発に多額の費用を費やしました。当時の優れたアート作品はサブピクセルを意識する必要があったため、これは非常に重要なことでした。パネルは標準のRGBではなく、GBC LCDを模倣するためにカスタム・カラー・フィルターを使用しました。

また、パルマー氏はAnalogue Pocketは非常に優れたFPGAのゲーム機を製造しているものの、そのためにゲームボーイの信頼性を大幅に犠牲にしているとも述べています。

Chromatic はオープンソースであり、このプロジェクトの開始と完了につながったさまざまな先駆者コミュニティに特に感謝しています。Analogue は非常に優れた FPGA ゲーム ハンドヘルドを製造していますが、そのために Game Boy の信頼性を大幅に犠牲にしています。

Analogue Pocetでは、ボタンのレイアウトや色温度、赤外線の欠如だけではなく、適切なクロックス速度でゲームボーイをプレイ出来ない共述べています。

整数スケーリングは、特にサブピクセル対応のアートを多用するゲームを備えたシステムでは、1:1 ディスプレイよりもはるかに劣ります。 Pocket では、ボタンのレイアウトや色温度、IR の欠如は言うまでもなく、適切なクロック速度で Game Boy のゲームをプレイすることさえできません。

ちなみにAnalogue Pocetでは赤外線通信は可能で、筆者が確認した範囲では実機とのクロック速度もほぼ違いはありませんでした。むしろ、この条件に当てはまるのはFunnyPlayingから発売されているゲームボーイ/ゲームボーイカラーキットの『FPGBC』のほうでしょう。

『Chromatic』は日本円で3万1600円で購入可能で、クリスマスには出荷される予定です。

●『Chromatic』の販売ページ
https://modretro.com/products/chromatic-tetris-bundle

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。