ニンテンドー3DSをPC上のエミュレーターにブロードキャストできるツール『Artic Base』が登場

ニンテンドー3DSをPC上のエミュレーターにブロードキャストできるツール『Artic Base』が登場

Nintendeal氏は、ニンテンドー3DSからPC上のエミュレーターに自分の物理的なゲームやデジタルゲームをブロードキャストできるオープンソースのツール『Artic Base』を発表しました。

●Artic BaseのGitHub
https://github.com/PabloMK7/ArticBaseServer

この『Artic Base』を利用することで、ゲームを吸い出すことなくコンソールからゲームをプレイすることができます。プレイ中にブロードキャストされたゲームのセーブデータや拡張データを同期することができます。ゲームの複合化自体は、オリジナルのニンテンドー3DSのOSで行われるため、AESキーをダンプする必要もありません。

また、実機と比較した場合のメリットとして、より高解像度でゲームが遊べるほか、外部コントローラーの使用も可能になります。たとえば自宅ではPCで、外ではニンテンドー3DSの実機で遊ぶといった使い方も可能です。欠点として、ロード時間が長く、ゲームで必要なデータ量に応じて2倍から5倍ほどになるとのこと。

実際にこれらのツールを利用するためには、Luma3DSが実行可能なハックされたニンテンドー3DSが必要になります。

追記メモ:Luma3DSv13.1.1にアップデートしておかないと動かなかった。「ArticBase.cia」はFBI経由でインストール。エミュレーター側は「citra-qt.exe」を起動。Fileメニューから「Connect to Artic Base」を選択。3DS側でArticBaseを起動して、そこに表示されているIPアドレスを入力する。

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。