othermodという名前でも知られるモッダーのAdam氏が、『PSPi 6』と呼ばれる改造プロジェクトを発表しました。こちらのMODでは、Wi-Fiアンテナや内蔵フレーム、スピーカー、シェルなど、ほぼオリジナルのPSPのハードウェアを利用しています。
改造としてはPSPのマザーボードとUMDドライブをRaspberry Piに置き換え、液晶ディスプレイをIPS液晶にアップグレードすることで、より鮮明な映像表示が可能になります。見た目はPSPのまんまでありながら、中身はラズパイになるので、様々なエミュレーターを動かすことも可能です。
この改造の最も素晴らしいポイントは、完全にリバーシブルであることとハンダ付けが不要なところ。そして、PSPのシェル自体も改造が不要なところです。
Raspberry Piは現在Pi ZeroとCM4と互換性があります。また、Adam氏は、エミュレーターのフロントエンドとして使われることが多いEmulationStationのカスタムイメージに取り組んでいるとのこと。現在のビルドでは、PlayStationとNINTENDO64がサポートされています。
Adams氏は、この『PSPi 6』の完全なオープンソースとして公開しています。また、12月にはサイトでキットも販売する予定とのこと。こちらの価格は79ドルとなっています。
●『PSPi 6』のGitHub
https://github.com/othermod/PSPi-Version-6
●『PSPi 6』キットの販売ページ
https://othermod.com/product/pspi-compute/


via.RetroRGB