ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

新ダンパー「V2バージョン」の発売が決定

2020年1月23日追記:ゲームバンクのサイトによると、現バージョンのダンパーシリーズは販売停止になっており、新バージョン「V2」の切り替わっていくとのこと。アマゾンでは購入可能ですが、2020年2月上旬からは、こちらも新バージョンになる予定です。 コロナウィルスの影響で工場がストップしており、2020年3月上旬あたりから販売される予定だそうです。購入を考えている人は、チェックしておきましょう。

※2020年1月8日追記:『FC Dumper(Kazzo)』は2018年11月22日に販売終了になり、以降は『New FC Dumper』のみの販売となっています。使い方も簡単なため、そちらの方がオススメです(笑)。

『EverDrive』注文後、先にこちらの方が届くだろうと思い注文したのが、ファミコンのゲームの吸い出しができるツール『FCダンパー KAZZO仕様』です。一緒に『Nintendo 64』の吸い出し機『N64ダンパー』も注文していたのですが、そちらが欠品しているということで、時間が掛かってしまったようです。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

ちなみに購入したのは、ゲームバンクというウェブサイト。アマゾンでも出品されているので、支払のバリエーションの多さからもそちらから購入するのもいいかもしれません。ちなみにファミコン用の吸い出し機はほかにも『New FC Dumper (FCダンパー)』というものも出ており、そちらのほうが若干簡単になっているようです。

同梱物は、FCダンパー本体とUSBケーブル、そしてマニュアルといったシンプルな構成。しかし、このマニュアルが全く参考にならず無茶苦茶苦労してしまいました。挙げ句の果て、ドライバーのインストールをミスってしまいキーボードが動かなくなってしまうトラブルにも巻き込まれることに。なんとか復旧できましたが、無駄に4時間も過ごしてしまいました。

さて、このFCダンパーだけではなにも出来ないため、ゲームバンクのサイトからドライバーとツールをダウンロードします。

■Driver(kazzo)
http://gamebank.jp/dumper/dl/kazzo-driver-installer-support-win10.rar

■クライアントソフト(kazzo)
http://gamebank.jp/dumper/dl/Kazzo-Client-anago-161213.rar

それぞれをダウンロードして解凍した後、USBでFCダンパーとPCを接続します。ドライバーソフトを起動すると、下記のようなウインドウが表示されます。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

①で「kazzo」を選択。②に「libusb-win32」を選択します。準備が出来たら③をクリックしてドライバーをインストールしましょう。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方
ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方
▲このメッセージが表示されたら完了です。

早速カセットを装着し、吸い出してみましょう。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

anago_wx_h.exeを起動してscriptのところを「cnrom.ad」を選択しNesCartDBなどでROMの種類を検索してから該当するモノをメニューから選択し、「ROM Image」で保存先とファイル名を指定。「dump」ボタンを押すと吸い出しが開始されます。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

吸い出したROMは、ROMチェッカーでチェックしてみましょう。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

問題がなさそうなら、エミュレータやEverDriveなどで動作の確認をします。

ファミコン用ROM吸い出しツール『FCダンパー KAZZO仕様』の使い方

無事起動を確認しました。

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高島おしゃむ
ライター/編集者。コンピューターホビー雑誌「ログイン」の編集者を経て、1999年よりフリーに。 現在はゲームやホビー、IT、XR系のメディアを中心に、イベント取材やインタビュー、レビュー、コラム記事などを執筆しています。